今日は湯川れい子さんが主催されている木曜塾、パティシエの鎧塚俊彦さんの講演会に参加してきました。
ケーキ作りの世界で高名でいらっしゃることと、川島なお美さんのお連れあいでいらしたことしか存じ上げませんでしたが、毎年3月11日に開催されている「全音楽界による音楽会」で寄付を集めるバケツを前に立っていらっしゃるお姿を拝見して、きっとお人柄の良い方なんだろうと、そういう方がどんなお話をしてくださるんだろうと興味が湧いていました。
湯川先生のご紹介で登壇された鎧塚さんは、イッセイ・ミヤケのプリーツのセットアップにパナマ帽のおしゃれな出立ち。
椅子が用意されていましたが、「自分の仕事は普段立ちっぱなしだから、この方が」と立ったままでお話しを始められました。
川島さんとのご結婚のエピソードから、ヨーロッパでの修行、ご自分のお店の経営、エクアドルに開いたカカオ農園etc.
京都のご出身らしく関西人のノリで随所にユーモアを交えて、40分間まったく休むことなく話す話す!
お話ししたいことが次から次へ湧いてきて、言葉が追いつかないかのよう。
サントリーホールの入り口で微笑んで立ってらっしゃった静かな佇まいから私が勝手に抱いていたイメージと360°、じゃない180°違っていました。とても精力的かつ行動的な方にお見受けしました。
トークの上手さにグイグイ引きこまれて、あっという間に時間が経ってしまいましたが、その中で一番印象に残ったのは「思うことがあったら、黙っていては駄目。どうせ1人が発言しても、ではなくとにかく発言しなくては」という言葉でした。
お菓子作りの名人という一面だけでなく、動物愛護、農業振興、震災孤児支援。社会に生きる人間として自分はどうあるべきかを常に考える、広い視野を持ったとても魅力的な方で、楽しい時間を過ごさせていただきました。
最後の撮影OKタイム。今日の湯川先生も、とてもお元気で素敵でした。
さて、2時に整理券をいただいて6時半の講演会まで、時間がもったいないので上野へ出て国立科学博物館に行って来ました。せっかく僅かばかりですがクラファンで支援に参加させていただいたことだし、と何やら親近感が湧いてきていたので、良いチャンスでした。
夏休みの少年少女たちやデート風の若者に混じって、60代後半のおばさんが孫も連れずに広い館内を巡りました。
同じ上野でも国立博物館(こくはく)や西洋美術館に行くことはあっても、かはくは初めて。クジラや恐竜の巨大な剥製?模型?が展示されたり上から吊るされていたり。とにかくスケールが大きいです。
美術展に行ったら必ず記念に購入するクリアファイルも、かはくならではの品揃えでした(^_^)