アルバム・カバー曲3曲めは、フランク永井さん「有楽町で逢いましょうです。Kiinaの歌唱はこちら↓
https://m.youtube.com/watch?v=Ab2SzVS0QA4
歌詞は歌ネットより。
https://www.uta-net.com/song/122170/
よく知られているように、1957年に大阪資本のそごうデパートが初めて東京に進出するに際して打った一大キャンペーンの一環として作られた曲ですね。
「そごうのための歌」というのは知っていましたが、あのビルそのものは読売会館なのだということは知りませんでした。どうしてそごうデパートの上によみうりホールがあるんだろう?とずっと思っていました。
そごうデパートは2000年に閉店しているので、今の若い方にとっては、有楽町駅の前にあるのはビックカメラなんでしょうね。
「有楽町で逢いましょう」は、発売半年で50万枚売れたそうです。キャンペーンソングの枠を越えて長年親しまれてきた曲なので、そごうかビックカメラかなどというのは関係なしに有楽町という街そのものを象徴する曲になっていますね。
フランク永井さんはソフトな低音が大変魅力的な方でいらっしゃいました。
Kiinaは「オリジナルのクールな歌い方の印象が強い作品なので、より自分らしい歌い方を模索してキーを上げて温かさを出してみた」とお話ししています。
Kiinaの持ち味の張りのある声を少〜し抑えて、ソフトにソフトに歌っていますね。
余談ですが、私が生まれた年に発売されたこの曲。物心ついた時にはすっかり耳に馴染んでいましたが、幼なごごろに「あなたを待てば雨が降る」というのは「あなたを待っていると"必ず"雨が降る」のかと不思議に思っていました。