若者4人が三河木綿のフルコースの体験申し込みである。
三河木綿のフルコースとは三河で栽培した棉から糸を紡ぎ
出来た糸で織物を織る体験授業を三河木綿のフルコースと称している。
早速4人の若者の体験が始まった。
畑で採れた棉の中から種を取り除く綿繰り作業から始まった。
「あれ、なぜ?、なんで種と綿に分かれるの?」
「不思議だな」
理科の実験のような授業から始まりました。
次が弓を使った棉打ち作業である。
固まった棉がほぐれて雪のような棉に変身する棉を見て
感嘆の声が上がり、自然の不思議の説明を聞き
次の手紡ぎの作業になった。
インドネシアが母国の青年が2人がこの体験に参加してくれたことは
私にとってすごく嬉しい事である。
そして糸を作る糸紡ぎが始まった。
「すごい、やわらかな綿が糸になる」
「切れるよ、切れそう」
「綿が捩れると強い糸に変わるんだ」
「あー、切れちゃった」
「見て 見て、すごいでしょう糸ができるんだ」
「太くなってしまった、あ 細くなって切れそう、どうしよう」
「僕だって出来るんだ、見てくれこの糸凄いでしょう」
「あー!早くハンドルを回さないと切れてしまう」
綿はインド東南アジアから日本に渡って来たんだ。
もちろん君の国インドネシアから渡来した綿もあった
だから綿も糸も織物も世界共通で紡ぎも織物の世界共通で
平和の象徴なのである。
そして出来上がった糸を織り込む機織りが始まった。
スタッフから織物の原理と織機の作業を教わりながら
手織りが始まった。
「織物は楽しいです」
「機織りはインドネシアも日本も同じですよ」
「僕は初めてだけど楽しいです」
「私はやめられなくなりそう」
そして三河木綿のフルコースもコースターの完成で終わりが近づきました。
それぞれ個性あふれるコースターです
人は物を作る能力を持って生まれてきました
人はそれぞれの個性を持って生まれたのです。
好みの糸を選び、自ら作り上げた糸で織物を織った。
世界で一つのオンリーワンの織物の完成です。
おめでとうございます。
蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。
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