きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

ずっと好きだった

2022年10月06日 | 音楽処方
車を運転している時は、たいていラジオを聞いています。
熱心な番組リスナーというわけではなく、たまたまその時に流れている番組を聞き流すということが多いです。

ずいぶん前の話になりますが、NHK/FMの「音楽遊覧飛行・食と音楽で巡る地球の旅」と言う、月に1度のラジオ番組がありました。

番組ナビゲーターは作家の吉村喜彦氏で、ラジオでひとりで喋ることに全く慣れていない感満載で、最初は聞いていて違和感を覚えるくらいでした。

ですが、何度か聞いているうちに、彼の落ち着いた声や、飾り気のない話し方、食に対する愛や、その時々の選曲の妙などがとても好ましく感じられるようになり、いつしか番組の放送を心待ちするようになりました。

番組では毎回、食にまつわるテーマが決まっていました。

「屋台・バールの食べ物」というテーマの時があり、幼い頃からよく食べていた屋台フードのことを書いて送ったところ、それが番組内で取り上げられたことがありました。

ラジオ番組にメッセージを送ったのも、そして、それが取り上げられて実際に読まれたのも、人生において初めてのことでしたし、とても気に入っていた番組でしたので、ビックリ。
放送を聴きながら狂喜乱舞したことを思い出します。

録音してあるので、文字に起こしてご紹介します。

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音楽遊覧飛行・食と音楽で巡る地球の旅
~屋台・バールの食べ物~
ナビゲーター吉村喜彦
2013/9/19 17:20~18:00(NHK/FM 再放送)

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(吉村氏)
次は栃木県にお住まいの○○○○さんからのメールをご紹介します。

『吉村さん、こんにちは。私の故郷、群馬県で屋台の食べ物といえば「焼きまんじゅう」です! 蒸した平たい酒まんじゅうを4つ串に刺し、あまーい味噌だれを刷毛でつけながら炭火でこんがり焼きます。まんじゅうといっても、あんこは入っていないのが正統派。子どもの頃、お祭りのときや、運動会などのときには、おやつに必ず食べていました。冷めると硬くなって美味しくないので、屋台で買ったら、その場ですぐ食べます。大人でも一口でおまんじゅうを口に入れるのは無理です。口の周りについた味噌を舌で舐めぬぐいつつ食べます。ああ、懐かしい!今でも甘い味噌だれ系に目がないのは、幼い頃食べていた焼きまんじゅうの影響かもしれない・・・ふとそんなことを思いました。』

○○○○さん、どうもありがとうございます。
甘い味噌のこんがり焼けためっちゃ美味しそうな匂いがしてきそうですね!
それでは、○○○○さんがお住まいの栃木県出身の歌手、斉藤和義の「ずっと好きだった」をお送りします。


斉藤和義で「ずっと好きだった」でした。
○○○○さん、ありがとうございました。
今でもずっと好きなんですものね。
替え歌もいいですよね。
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実はこの時、初めて斉藤和義さんを知って、この曲も初めて聞きました。
以来、この曲が大好きになったことは言うまでもありません。

今また久しぶりにこの曲を聴きながら、私にとってのソウルフードでもある焼きまんじゅうのことを考えていたら、なんだかまぶたの裏が熱くなってきました・・・

ちなみに吉村さんが最後に言っていた替え歌というのは、こちらのことです。




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