世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

元「変な学校先生」私ふじもんが、ただ今世界を駆け巡っています!世界の今と僕の魂をお届けしますので、ぜひお読み下さ~い!

ふじもん世界一周「放学記」第8章日本編 ここがダメじゃんBad Japan~日本から見た日本~

2014-07-30 14:16:58 | 日記
2014年7月30日。


《「日本っていいじゃん!」って感じることもあれば、「ここはアカンな~」と感じることもある。日本に帰ってきて1週間。「日本のアカンとこ」って何なんだろう?》

※僕の大切な相棒、よーくんと♪(笑)すいません、本文とは関係ないっす。



街を歩いたり電車に乗ったりどこかでメシを食ったり・・・。今まで当たり前に見えていたことが、少しだけ違って見える。


そこに「アカン」がいくつか見えてくる。


僕が率直に感じた、日本の「ここはアカン」とこ。


でも僕はここで、政治的なこと等は論じません。それはちょっと論点が違ってくるし、僕は長旅をしてきた1人の日本人として、「普通の生活の視点から」感じるられる「アカン」を考えたい。



『僕が感じたBad Japan NO,1 「そんな小さな買い物なのに?」何でもかんでもビニール袋!』


これは昔から憤ってたことなのだが、なぜ日本のお店はいちいち全てのものをビニール袋に入れるのだ?


だっていらんでしょ、どう考えても!小さなガム1つ買ってもビニール袋、ジュース1本なのにビニール袋・・・。これはおかしいですよね?


確かに大きいビニール袋はゴミ袋などに使えるし、必要なときもある。でもメッチャ小さいビニール袋なんて、ほとんど用途がありませんよね?ほとんど全ての人が、ただゴミ箱にブチ込むだけでしょ?


「先進国とか発展途上国とかいう表現は嫌いだ」と僕は常々言ってはいるものの、それでもやっぱり日本は先進国なのであり、世界から期待されている国なのである。その期待は様々な分野に及ぶものであり、環境への対策もまた然り。自然を畏れ、自然と共に生き、自然への意識が非常に高いと言われている(僕もそう信じています!)日本人。だからこそ、こんな無駄なビニール袋の使用は止めるべきだ!こんなに無駄にビニール袋を使っているのは日本くらいですよ!


でもきっと、それは日本人の良さから出てきているのでしょうね。最後までお客様に丁寧に品物を渡す意識、それ故に、しっかりと袋詰めまで行なってお客様に渡す。その意識としては本当に素晴らしい。


しかし、それももっと柔軟に考えなくてはいけないですよね日本人!ゴミ問題や環境問題は世界共通の大きな課題であり、日本はその解決役の最先端を走らなければいけない。こういう小さな視点から、まずは変わっていく必要がある!と僕は思う!



『僕が感じたBad Japan NO,2 「もし自分が外国人だったら・・・」もっと整備しよう、Wi-Fi環境!』


僕が今回の旅を通して本当に驚いたことの1つが、世界中どこに行っても必ずと行っていいほどWi-Fiが整備されていること!これには本当に驚かされた。


どんな小さな街のメッチャボロい安宿に行っても、たいていWi-Fiが備え付けられていた。そしてレストランやスーパーなどに行ってもWi-Fiがあり、マクドナルドやスターバックスなどはいちいち登録などしなくても簡単にインターネットにアクセス出来た。これには本当に助けられた。


しかし日本はどうだろう、実にその視点が甘いですよね。


イスラエルでインタビューさせていただいたある方は、日本に帰ったときの感想をこう述べていた。


「日本に帰ったら全然ネット環境が無くてビックリしたよ。日本ほどの国がそういうところに手が届いていないことに驚いたね。あれじゃ外国人は困ってしまうよなぁ。」


こういった意見をおっしゃっていたのはこの方だけではない。海外で活躍する他の日本人の方も同じことをおっしゃっていた。


携帯を止めていたのでインターネットに接続できなった僕は、池袋のスターバックスに入った。てっきり僕は海外の感覚で、簡単にWi-Fiを使用できるかと思ったのだが・・・。


なんと、いちいち登録をしてIDとパスワードを取得しないと使用できないというのだ。


ちょっと待て!ですよね。その登録をするためにはインターネットにアクセスしなければならないというんですよ。でも僕はそのインターネットが使えないからスターバックスに来てるわけですよ。インターネットに接続できない人間に、まずはインターネットに接続して登録して下さいって、なんかおかしいですよね?


僕は日本人で日本語を話せるから、まだ色々相談できたりする。でもこれが外国人で日本語も話せない人だったら、「え?じゃあどうしたらいいの?」ということになってしまうだろう。


いちいち登録をさせる必要なんてあるのだろうか。確かにパスワードなしの完全フリーにしてしまうと、その店舗を使用していない人もWi-Fiを使えてしまうので、それはそれで良くないだろう。でもだったら、買い物をした人にだけパスワードを渡すなどのシステうにすれば済む話だし、そもそも「インターネットに接続できない人に、まずインターネットに接続して登録をして下さい。」というシステムはおかしすぎる。


日本に帰ってきて一番最初に腹が立ったのが、まさにこれだった。そして海外に住む多くの方が言っていた「日本のネット環境は悪すぎだよ」という言葉が本当によく分かった。

※グルジアで有名な安宿。見た目はこんなボロボロの安宿でも、Wi-Fiはサクサク使えるのだ。


あ、それともう1つ。


駅や大きなデパートなどはそうでもないが、日本語表記と合わせてもっと英語表記を付けた方がいいですよね。


僕自身、世界中で英語表記の無さに困ったことが何度もある。中国などは漢字が読めるので大体のことは分かるのだが、キリル文字やアラビア語など、全く言語が分からない国でその国の表記しかないと、もはや暗号である。


それは表記だけでなく、アナウンスにも同じことが言える。出来る限り、最後に英語のアナウンスも入れるべきである。「利用者はその国の人間だけではない」ということを常に意識して、サービスというものを考えていく必要がもっとあると思う。

※とっても綺麗な香港の夕日・・・(笑)。



『僕が感じたBad Japan NO,3 「なんだか奇妙な静けさ?」個の世界に入り込みすぎている、異様な日本人?』


日本人はよく大人しいと言われる。それは確かだろう、本当にそう思う。世界中どこに行っても、同じような人混みなのにこんなにも静かな国は日本くらいしかない。


それはそれで良いことなのだろうが、その静かさがなんだか奇妙にも感じられる。なんと言うか、変にみんな「個」の世界に入り込んでいるというか、他人に無関心すぎるというか・・・。


しかしこのような雰囲気は日本に限ったことではない。前回のブログでも書いた通り、いわゆる先進国になればなるほど、同じように静かな街となっていく。だから決して日本人の気質だけがそうさせているわけではないのであろう。


でもですね、なんて言うのかなぁ、日本のその「静かさ」は、ちょっと異様にも見えるんです。他の国とはな~にか違うような気がするんですよね・・・。


なんと言うか、あまりにも他人に無関心というか、ちょっと「人」としての覇気が感じられないというか、そんな雰囲気を僕は感じたのだ。


たとえば隣りの国と比較してみたい。僕は「中国人はうるさくてたまらん!」と何度も発言しているが、それは嘘ではない。だけど、確かにうるさくて他人への気遣いがないな~と感じられる反面、人間としての「熱さ」というか、覇気みたいなものはムンムン感じる。


そして一見、他人のことを考えていないような振る舞いも、考え方によっては他人との距離が近いからこそ、あのような行為ができるのではないかとも考えられるのだ。


上海からのフェリーの部屋の中で、めちゃくちゃ臭う食べ物を部屋でバクバク食べ始めた中国人に対して、僕はかなり腹が立った。しかしそれも考え方によっては、他人との距離が近くある意味全ての人を家族みたいに思う感覚でいるからこそ、そう言った行為が普通なのかもしれない。


それはあくまで僕の推測だし確かな答えは分からないけど、日本に帰ってきて電車やバスに乗って、何か一種の異様さを感じたのはのは僕の本音である。


その様子には、僕はちょっと危機感も感じている。上手く言えないのだけれど、日本人が人としてもしかしたらおかしな方向に行きかけているのかもしれないと・・・。

※とっても賑やかな中国の電車の中。



ある日僕は電車に乗っていた。そして座席に座っていたのだが、途中で2人のおばあちゃんが乗ってきた。


僕の両隣には若い女性が座っていた。僕は「どうぞ座って下さい」と、わざと大きな声で少し離れたところにいたおばあちゃん2人に声をかけた。


この行為には、実は僕の実験としての意図があった。もちろん単純に「ご老人には席を譲る」というのが人の道だと思うのでそれが一番の目的だが、僕がわざとオーバーに席を譲ることで、両隣の若い女性がどのような行動をとるかを見てやろうと思ったのだ。


しかもおばあちゃんは2人、僕が席を譲っても1人のおばあちゃんは立っていなくてはいけない。普通に考えたら、「あ、ちょっと自分も席を譲らないとかな・・・」と感じるのではないだろうか。


席を譲った後も僕はわざとおばあちゃんと話をしたりして、プレッシャーをかけてみた。しかし、その両隣の女性は・・・。


席を譲る素振りなど全く無かった。


1人は狸寝入りを決めこみ、もう1人は「我関せず」でずっとケータイをいじっていた。




だからと言って、日本人がダメな人間になったとはもちろん思わないし、電車の中のワンシーンだけで人間を判断することなど出来ない。しかしこれだけは言える。僕が他の多くの国で経験してきたのは、こういう状況では必ず若者が率先して席を譲っていたということだ。


だからどうなんだとは僕は言わない。しかし事実として、他の国と異なるということは知っておいた方がいいだろう。



ということで、今回も3つにまとめて、僕が日本に帰ってきてまずもって感じた「日本のアカン」を書いてみました~!ありがとうございました!


でもですね、それでいいと思うんです。完璧な人間も完璧な国もこの世には存在しないんですから。良いものは良いで素直に認め、悪いものは悪いでそれもまた素直に認める。そして悪いものは改善の努力をしてけばいいんですから。


ただ、これだけを最後に言ってこの文章を締めたいと思います。


「僕はこの国に生まれて、この国の人間として生きてきた。これからもずっと、この国の人間として生きていく。だから良いものも悪いものも全て受け止め、全てを愛し、この国を背負っているつもりで生きていきます。」


2014年7月30日。うだるような暑い空気が渦巻く、自室のパソコンの前にて。


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