いっそ・・・

この身を・・・


細かく細かく切り刻み、部屋中になるべく広くばらまいてみて
それを再び拾い集めて粘土のように新しいカタチにできないものか・・・

とも思ってみたけれど・・・
どんなに壊そうとしても・・・

ガラス細工のようにモロくて不安定で
いつでも壊れそうだったはずの
心だけが輝きを忘れずに
そしてカラダ中でイチバンキレイに
残ってしまう・・・

それに気が付いたとき
魔女は『誰かを本気で愛すること』を
教えてもらったんだと思った

ただし、愛が深いだけ傷も深い

ひとつ・・・また、ひとつ・・・
あの日のことが思い出されてくる

やさしい嘘は人を傷つけるだけだ、と感じた日
その人の前で魔女は出来るだけイヤな女になってみた

その人が「もっと素敵な恋愛をされたのかと思っていました。」
と言ったとき、魔女は何も言わなかった

そんなことあなたなんかにわかるもんですか...

ほとんど何も話さなかったのはそれが魔女の抵抗であり
拒絶であり、彼との打ち合わせだったから

だけど・・・
愛してるからこそ身を引かなければならないこともある
これ以上彼を苦しめるわけにはいかない
そして、人の命と引き替えにしあわせになれるはずもない

だから・・・サインをしたよ
涙でペン先が見えなくなるのをこらえながら

もうこれで終わりだなと思ったけど・・・

「あなたは恋に恋していたのよ。」と言われたけど
確かに素敵な恋だったけれど、笑っていたことのほうが
少なくて悲しみや寂しさもいっぱいだったから
「恋に恋してる」なんてそんな可愛いモンじゃない

それは魔女にしかわからなかったのかな...彼にも
そういえばその人も言ってたよ
「彼があなたのことを理解できるはずがない。
　　　　　　住んでる世界が違うんですもの。」
そうだったんだね...


それに恋愛はひとりで出来るものぢゃない
恋は相手のいいところを大好きになること
愛は相手のすべてを許して愛おしく思えること
そう思うんだけど...魔女は

こんな広い世界で魔女を見つけてくれてありがと

あなたの声を聞いた耳も
あなたに触れた指先も
あなたとKissした唇も
あなたに愛されたこのカラダも
魔女にとって大切なモノだから
もうしばらく・・・
この恋の最後まで連れて行くよ


今はまだいつかはわからないけれど
この恋のはじまりから終わりまでを
ある人に言わなければ終わらない

これは魔女が初めから決めていたことだから
愛のない世界にはいたくないから
それまでは頑張ろうと思う



☆星空を見上げて☆


夜空のお星さまを
ワイングラスに落として
お願い事をひとつ・・・

どうか、あしたもしあわせですように

夜空のお月さまを
ワイングラスに落として
お願い事をひとつ・・・

どうか、あの人もしあわせですように







たくさんのかたに温かいコメントやメールや詩や歌を・・・
いっぱいいっぱいありがと～＊

どうか、みなさんもしあわせですように