心のカギが・・・

見つからない・・・


あの日、閉ざしてしまった心を
もうそろそろ解放してあげようかと
思うんだけど・・・

氷のように冷たく固く閉ざしてしまった心を
解き放つカギが見つからない・・・


あの日、すぐに駅の地下へ降りたはずなのに
気が付けばあの人と行ったことのある風景の中にいた

冷たい風に吹かれながら
ぶたれた頬を冷やすかのように
駅ビルの屋上からホームを覗き込んでいたらしい

「どうかしましたか？」と言う声に振り返ると
学生さんらしい男性が目に入った

「あ・・いいえ・・・」
「でも、危ないですよ」
「え！？ぇえ、カギを・・・」
「カギを落としたのですか？」
「あ・・・いえ、大丈夫です、ご心配かけてごめんなさい。」

あの日から雑踏の中を探しているんですが、
魔女の心のカギがないんです・・・

どなたかお心当たりはないですか？





心って悲しいざんすね
いつになったら吹っ切れるんだろ

もう、考えるのはやめよう・・・
と思ってはあの人のことを１日中想い、
もうあのことは思い出さないようにしようと
気が付けばそのことを思い出している

なんて切なくて儚くて苦しいんだろう・・・
いっそあの時、ほんとに消えることができていれば
こんなに辛くならなかったのかなぁ・・・

氷のように冷たい心は周りの誰にも開くことなく
毎日を生きているのだけれど
それでも何事もないように魔女の時は過ぎていく


＊＊＊
これからBarへ飲みに行ってきます。
初めて会う人なのでちょっぴりドキドキ～＊
だけど・・・ほんとに逢いたいのはあの人だけ

泣かないように頑張れるかな・・・

行って来ます・・・