a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

2011年12月2日 石川県小松市立稚松小学校

2011-12-03 09:53:07 | 旅公演
このシリーズでは、
初めてのイントレ仕込。
そのうえ、体育館が広くなく、
天井にネットがかかっているという難儀な体育館。
用意してもらった足場を、
一部分は1段低くしたり、
お手伝いがなかったりで、
思いのほか時間のかかった前日仕込。


時間的には遅くなってしまったけど、
結構元気なのは、
長田中学校の生徒の手伝いがあったからに間違いない。
ありがとう! 部活のみんな!!

昼食には給食が!!


↓もちろん小学生ではありません。


リハーサルから、
声が出ていて、元気よく、
本番が期待できました。
若干高学年に照れがありましたが、
全校生徒で歌うので、
特に問題はないかな、と。


開演すると、
もう、最初の踊りからなぜか笑い声が…。
こういうのは初めてかな。
それも、ある意味舞台に反応してなのだが、
ちょっと極端な感じ。
もしかしたら、
“影”の存在が怖くて、
一人が笑い飛ばして、
それに乗っかった、っという感じ。
怖いから、笑ってごまかす、みたいな。
それが、ちょっと、過剰に出た感じ。
休憩中に、
「思ったより怖くなかったね」
なんてことを話している子がいたので、
おそらく間違いないだろう。


そんな雰囲気で芝居が進んだので、
歌の時になると、
勢いのある子どもたちの歌声が響いてくる。
これはこれで、おもしろい。
なんというか、
怖さを吹き飛ばせ!
じゃないけど、これまでとはまた違う空間が生まれる。
ライブのだいご味でもある。











2幕になっても、
その空気は変わらず。
鳥取りでは大喝采。
何とも不思議な感じで芝居が進む。
終盤になって、
ようやく落ち着いた感じではあったが、
なるほど、観る側の感情というものが伝播し、
空間を支配し、埋めていくということもあるのだな、と。
やる側は、そのことに引きずられることなく、
作品のクオリティをキープする。
良い経験になったし、
新しい創造と言えるかもしれない。
狙ってできるものではないのだ。







バラシも6年生が手伝ってくれて、
楽しくできました。
おかげで予定より早く終わり、
今日は仕込も移動もなく、
ホッとした週末を迎えることになります。





今日でメンバーが入れ替わるので、
2人の帰京組から挨拶があったり…。
旅も中盤、
風邪っぴきが出たり、
長旅の疲れが出てきています。
もう一息、頑張るしかないねえ。