はーい、今回酔いどれ裁判官アツダク役の洪美玉が、様々な役を色濃く演じるであろう公家義徳を紹介します。
公家との出会いは26年前(私たち人生の半分以上この劇団にいるんだね💧)
彼は私の先輩だ。私が劇団に入った時、彼はすでに大活躍で、さまざまな作品で主演していた。
彼がメロス役演ずる「走れメロス」では、一緒に旅公演にも行った。
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お互い20代で尖っていたこともあり、よく言い争っていた事を思い出す(笑)
少し腹を割って話せるようになったのはここ最近かもしれない。
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役者である彼だが、広渡常敏亡き後、演出を担当することが多くなった。
最初はどんなにか大変だったろうなと想像する。
しかし勉強を重ね、きっと悔しさもバネにして、私が言うのもおこがましいが、成長してきたと思う。
そして昨年夏には、世界的な劇作家デーア・ローアーの書下ろし、世界初演『ヤマモトさんはまだいる』の演出に真正面から取り組んだ。
苦労も多かったと思うが、その経験は彼の人生の特別な1ページになったのではないだろうか。
彼は戯曲を読むのが大好きだ。
そして謎が大好き。
言葉の裏に潜んでいる作品の核のようなものを探り続ける姿勢にいつも感心させられる。
会議などでの彼の発言もユニークだ。
違う角度からのアプローチをして、場を一度ストップさせ、今一度、違う可能性について考えさせてくれる。
時々、自分の中だけで思考を巡らし、人の話が聞こえてないなと思うこともある(笑)
今までの彼の印象的な舞台としてブレヒト作『ガリレイの生涯』のガリレイ役がある。
ガリレイは、今までの常識(地球は止まり太陽が動いている)を観察、実験を繰り返し覆してゆくが、異端の罪により幽閉される。
拷問を恐れ自説を撤回した彼は、「自分は科学者の列には加えてもらえない」のだと自嘲しながらもディスコルシの写しをかつての弟子アンドレアに託す。
すごい芝居だった。
なぜか若いエネルギーに満ちた時代のガリレイより、鬼気迫る年老いたガリレイを演ずる公家が好きだった。
「考えることが人類最大の楽しみの一つだからね」
「自分の体で受け取る証拠を信頼して、この証拠がどこへ連れてゆこうとたいていは平気でした!」
ガリレイのセリフだ。
彼は実生活上でもそれに向きおうとし続けてきたんじゃないだろうかなんて思うことがある(褒め過ぎかな?)
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今回同じ舞台に立つのは6年ぶり。彼が役者側で、一緒にソングや踊りの稽古をしているのが、なんだか新鮮だ。
きっと、彼のこれまでの軌跡が存分に発揮されることと思います。どうぞご期待下さい。
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70周年公演、お互い全力で楽しみたいですね。
どうぞよろしくお願いします。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
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東京演劇アンサンブル創立70年記念公演Ⅲ
白い輪、あるいは祈り
〜『コーカサスの白墨の輪』(ベルトルト・ブレヒト)より〜
鄭義信/作・演出
2025年
3/19 (水) 19:00
3/20 (木) 14:00/19:00★
3/21 (金) 14:00/19:00
3/22 (土) 14:00/19:00★
3/23 (日) 14:00
※★=Low Price Day
チケット(全席自由)
前売一般/4,300円
前売U30/3,300円
ペア/8,000円
Low Price Day/3,000円
当日/4,800円
お申し込みはこちら
スタッフ
脚本・演出/鄭義信
音楽/久米大作
舞台美術/池田ともゆき
衣裳/木場絵里香
照明/増田隆芳
音響/藤田赤目
振付/広崎うらん
擬闘/栗原直樹
メイク/高村マドカ
歌唱指導/吉村安見子
舞台監督/三木元太
宣伝美術/小田善久 伊波二郎
制作/太田昭 小森明子
出演
アツダク/洪美玉
グルシェ/永野愛理
シモン/雨宮大夢
浅井純彦
菊地柾宏
公家義徳
志賀澤子
鈴木貴絵
竹内茉由架
戸澤萌生
永濱渉
奈須弘子
二宮聡
林亜里子
原口久美子
彦坂紗里奈
福井奏美
細谷巧
町田聡子
真野季節
三木元太
公演HP
公家との出会いは26年前(私たち人生の半分以上この劇団にいるんだね💧)
彼は私の先輩だ。私が劇団に入った時、彼はすでに大活躍で、さまざまな作品で主演していた。
彼がメロス役演ずる「走れメロス」では、一緒に旅公演にも行った。
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お互い20代で尖っていたこともあり、よく言い争っていた事を思い出す(笑)
少し腹を割って話せるようになったのはここ最近かもしれない。
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役者である彼だが、広渡常敏亡き後、演出を担当することが多くなった。
最初はどんなにか大変だったろうなと想像する。
しかし勉強を重ね、きっと悔しさもバネにして、私が言うのもおこがましいが、成長してきたと思う。
そして昨年夏には、世界的な劇作家デーア・ローアーの書下ろし、世界初演『ヤマモトさんはまだいる』の演出に真正面から取り組んだ。
苦労も多かったと思うが、その経験は彼の人生の特別な1ページになったのではないだろうか。
彼は戯曲を読むのが大好きだ。
そして謎が大好き。
言葉の裏に潜んでいる作品の核のようなものを探り続ける姿勢にいつも感心させられる。
会議などでの彼の発言もユニークだ。
違う角度からのアプローチをして、場を一度ストップさせ、今一度、違う可能性について考えさせてくれる。
時々、自分の中だけで思考を巡らし、人の話が聞こえてないなと思うこともある(笑)
今までの彼の印象的な舞台としてブレヒト作『ガリレイの生涯』のガリレイ役がある。
ガリレイは、今までの常識(地球は止まり太陽が動いている)を観察、実験を繰り返し覆してゆくが、異端の罪により幽閉される。
拷問を恐れ自説を撤回した彼は、「自分は科学者の列には加えてもらえない」のだと自嘲しながらもディスコルシの写しをかつての弟子アンドレアに託す。
すごい芝居だった。
なぜか若いエネルギーに満ちた時代のガリレイより、鬼気迫る年老いたガリレイを演ずる公家が好きだった。
「考えることが人類最大の楽しみの一つだからね」
「自分の体で受け取る証拠を信頼して、この証拠がどこへ連れてゆこうとたいていは平気でした!」
ガリレイのセリフだ。
彼は実生活上でもそれに向きおうとし続けてきたんじゃないだろうかなんて思うことがある(褒め過ぎかな?)
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今回同じ舞台に立つのは6年ぶり。彼が役者側で、一緒にソングや踊りの稽古をしているのが、なんだか新鮮だ。
きっと、彼のこれまでの軌跡が存分に発揮されることと思います。どうぞご期待下さい。
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70周年公演、お互い全力で楽しみたいですね。
どうぞよろしくお願いします。
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東京演劇アンサンブル創立70年記念公演Ⅲ
白い輪、あるいは祈り
〜『コーカサスの白墨の輪』(ベルトルト・ブレヒト)より〜
鄭義信/作・演出
2025年
3/19 (水) 19:00
3/20 (木) 14:00/19:00★
3/21 (金) 14:00/19:00
3/22 (土) 14:00/19:00★
3/23 (日) 14:00
※★=Low Price Day
チケット(全席自由)
前売一般/4,300円
前売U30/3,300円
ペア/8,000円
Low Price Day/3,000円
当日/4,800円
お申し込みはこちら
スタッフ
脚本・演出/鄭義信
音楽/久米大作
舞台美術/池田ともゆき
衣裳/木場絵里香
照明/増田隆芳
音響/藤田赤目
振付/広崎うらん
擬闘/栗原直樹
メイク/高村マドカ
歌唱指導/吉村安見子
舞台監督/三木元太
宣伝美術/小田善久 伊波二郎
制作/太田昭 小森明子
出演
アツダク/洪美玉
グルシェ/永野愛理
シモン/雨宮大夢
浅井純彦
菊地柾宏
公家義徳
志賀澤子
鈴木貴絵
竹内茉由架
戸澤萌生
永濱渉
奈須弘子
二宮聡
林亜里子
原口久美子
彦坂紗里奈
福井奏美
細谷巧
町田聡子
真野季節
三木元太
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