空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

タクシー料金(仙台)

2023-05-13 18:30:32 | ノート
 どうもタクシー料金値上げの様子。差し当たり仙台に関する報道。

KHB 仙台市のタクシー料金 2023年に値上げの公算大に 12/7 (水) 16:35、2022年

仙台市内のタクシー料金が、2023年に値上げされる公算が大きくなりました。値上げ幅や時期は、今後東北運輸局が審査します

仙台市では9月以降、少なくとも33のタクシー事業者が燃料費の高騰などを理由に値上げを要請し、合計の保有台数が全体の7割を超えました

値上げの要請幅は事業者によって異なりますが、680円の初乗りの距離を現在の1.5キロから1.2キロに、80円ずつ加算する距離も現在の279メートルごとから220メートルに短くするよう求める事業者もあります。

 この要請が通った場合は、3キロ乗った際の料金の上限は1160円から1400円と約2割値上げされる計算です


仙台市内のタクシー料金は、2018年2月に2.62%値上がりしており、それ以来の引き上げになるとみられています

 東北各地で同様の動き。

朝日新聞 東北各地のタクシー料金が値上げへ 仙台は乗車3キロで2割増 池田良 2023年1月10日 11時37分

47事業者(2278車両)がいる仙台市(宮城県A地区)では、33事業者が昨年9月から同12月の要請受付期間に運賃値上げを申請し、同局の審査が始まった。各社によってばらつくが、現在1・5キロ650円~680円の初乗り料金は、1・1キロ~1・4キロ500円~700円になる見込み。乗車から3キロでみると、料金はおおよそ2割増だという。認められれば、消費増税対応を除き、この30年では1995年7月、2018年2月に次ぐ3回目の改定となる

navitime 宮城県のタクシー料金・運賃情報(本日アクセス)

仙台市
中型車
初乗運賃:1700mまで680円
加算運賃:以降238 mごとに80円
小型車
初乗運賃:1700mまで670円
加算運賃:以降283 mごとに80円
仙台市以外
中型車
初乗運賃:1500mまで680円
加算運賃:以降288 mごとに90円
小型車
初乗運賃:1500mまで670円
加算運賃:以降340 mごとに90円


振興タクシー タクシー料金一覧

距離制料金
普通タクシー
ご乗車いただいてから1.5kmまでを初乗料金680円とし、その後279mごとに80円が加算されます。
大型タクシー
ご乗車いただいてから1.5kmまでを初乗料金780円とし、その後222mごとに100円が加算されます。

時間距離併用料金
普通タクシー
時速10km以下の走行時間について、1分45秒までごとに80円加算されます。
大型タクシー
時速10km以下の走行時間について、1分20秒までごとに100円加算されます。

時間制料金
普通タクシー
1時間 5,700円
大型タクシー
1時間 8,560円
ジャンボタクシー
1時間 8,680円

深夜早朝割増
深夜・早朝時間帯(22時~翌5時)は2割増になります。


 そのほか、身体障碍・知的障碍・運転免許返納者に割引(1割)。

 仙台のタクシー事情は大混乱を経て落着へ向かう一里塚―的な状況の様子。

東洋経済 規制緩和が打撃「仙台」タクシー、今も残る傷の深さ
2002年の構造改革がもたらした台数急増の苦悩
栗田 シメイ : ノンフィクションライター  2022/12/28 15:00

1ページ目「規制緩和前の2001年は仙台市のタクシー台数は2041。ところが2006年には一気に3003へと急増した。

これに対して地域の総営業収入は、2001年の242億円から2006年には231億円となり、日車営収(1日当たりの1車の平均営業収入)は、2001年の3万5887円から、2006年は2万5955円と1万円近い下げ幅だ。

20年以上が経過した現在、昨年度の車両数は2246台、総営業収入は約105億円、日車営収は2万0748円と大きくその規模を縮小する結果となっていた


 かなり壊滅的という数字ではなかろうか。

2ページ目「仙台の事業者は大手社の進出や地元に根を張る社など玉石混交だが、緩和前の41社から、2006年に63社まで増えた事業者も淘汰が進み、現在は46社に落ち着いている

3ページ目「秋保交通は車両数が12台という小規模な会社だが、客単価は仙台でも随一の高さがある。従業員は平均年齢で70歳を超えているなか、なぜそんな高単価を稼げるのか。青野さんが2005年に代表に就任して以降、注力したのは定額制のオンデマンド交通だった。

仙台は中心部から5、6キロ圏内がホットゾーンだが、市内の中心部から20キロほど離れた場所では同じやり方は通用しない。そのため、秋保から仙台市内や空港といった5000円程度の依頼が一日に何本も入るシステムづくりに腐心したという。背景にあったのは、年々強まる危機感だ


 お客を大事に。ニーズを絞り込み、客を絞り込み、そして囲い込む―だろうか。4ページ目にある「語り部タクシー」はニッチだが、なるほど一定の効果はありそう。
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