空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

こうした事態によって、いったいどれほどの人が幸せになるのか、私にはわからない

2016-12-12 19:39:09 | Weblog
毎日新聞 給食に会津産米 地産地消目指し理解求め 保護者、安全性疑問視も /福島 毎日新聞2016年12月9日 地方版

南相馬市は、東京電力福島第1原発事故に伴い、県外産を使っていた市立の小中学校や保育園などの給食用米を、今月から県内の会津産に切り替えた

 見出しだと、会津産の農産物に安全性の疑問が付されているように読めるが

市はできるだけ早い時期に南相馬産を含む相双地域のコメを利用する方向にかじを切りたい考え。しかし、安全性を疑問視する保護者の反対も根強いことから、踏み切れずにいる

 ここまでの部分で、安全性に”不安”を持たれたとされるのは相双地域のコメであることが分かる。
 まあ、割と事故の影響があった相双地域について「不安! 不安!」と言いたくなる気持ちが出てくるのは仕方ないといえば仕方ない。が、事故当初からそもそも影響のない会津産についてさえ「安全性疑問視」の声があるように伝える見出しは、まあ、「うまいこと、読者をリード」しようとする意図がある…と評価されても仕方ない。

 というか、上手い人なら、そういう記事を書けるし。

 意図せずこうなった、というなら、「纏め方が悪かったですね」の一言だろう。

 意図して状況を作りあげたのかもしれない例は:



 こうも言いたくなろうというもの。



 そうして、たとえば



 …とまあ、こういうわけの分からないようなことも起こる。
 そうして、ポリティカルコレクトネスとかでアレコレを予め罪に落とし込んでおいたりして、人々をリスクテイクからさらに遠ざけ―




 …人々は「保守的」になる。
 こうした事態によって、いったいどれほどの人が幸せになるのか、私にはわからない。
 或いは、政治的に正しい行為ということで、女性の社会進出を強力に推し進める場合―







 …ということになりかねない。

 秘密は「輝く女性の活躍」の言い回しかと思う。

 もちろん「すべての女性が輝く社会づくり」ということは言われているものの、「子育てを選んでも」女性は輝いたことになるのである、政府等のいい様だと。

 ―なので、高給取りのダンナの嫁さんとして専業主婦をやるもよし。そうした生き方を、”女性の自立という「正しい」態度に対する反逆である”とひとは評価するのだろうか。

 いや「輝く女性」、既に輝いている、輝く能力を持つ女性が活躍できるように―高い(主に実業的?)価値を創出できる女性がきちんと社会進出できるようにということだと私は理解する。

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