空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

MSFは三箇所のクリニックで対エボラ治療法を試す

2014-11-13 22:43:37 | Newsメモ
BBC Ebola outbreak: MSF to start West Africa clinical trials 13 November 2014 By Tulip Mazumdar

 来月、待望のエボラ患者用のお手当て研究が始まる模様。MSFが、その三箇所の診療所で実施する。ひとつはギニア、コナクリで、血清を使用するもの。ギニアでもう一箇所(Gueckedou)、対ウィルス薬が試験され、今一箇所、現在明らかにされない場所で対ウィルス薬を試験する。

 結果報告は2015年2月を予定。

 なお、11月初頭に発表された感染者・死者のグラフががくんと減っているように見えるのは、疑い例を除去したから、の模様。そこを特異点として排除して仮想の線を引いてみると、地味に死者が増加しているのが推測される


BBC Ebola outbreak deaths pass 5,000 12 November 2014

 もはやギニアとリベリアとでは患者数の伸びは抑えられる見込みだが、シエラレオネでは未だに宜しからざる状況。死者数はこの時点で5160名、感染者は14000名を超える見込み。

 あと、医療関係者へのお給金が滞りがちで、とある病院ではストライキやっちゃうくらいだそうな。そりゃあ割り増し給金くらい、要求する前に支払われたいよねえ。


BBC Ebola crisis: Sierra Leone health workers strike 12 November 2014

 現場はシエラレオネ。MSFの系列であって、同国南部では唯一のクリニックだとか。60名の患者が放置されかかる。とはいえ、政府から約束されたはずのお給料が9月以来支払われていないとくれば、不満も出よう。MSFが払うみたいね。

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