空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

合計特殊出生率の話題のメモ

2024-11-04 12:25:26 | ノート
 ここしばらくチェックしていなかったので。過去のメモをさぐると、2018年ころから年数回チェックしていることがわかる。
 まずはドイツの状況について。

労働政策研究・研修機構 2023年の出生率、1.35に低下
―複数の危機が要因か
 2024年9月

連邦統計局がこのほど発表した統計資料によると、2023年の出生数は69万2989人で、前年(2022年)の73万8819人から4万5830人減少(6%減)した。合計特殊出生率では、前年の1.46から1.35に低下した。連邦人口研究所(BiB)は、新型コロナパンデミックの後遺症、地政学的な不確実性、物価高騰、自然災害等の気候への懸念といった複数の世界的な危機が、少なくとも一時的に、親になるのを思いとどまらせた可能性があると指摘している

 まあ、こんなもんかという数字である。韓国先輩に比べたら天国だ。

 フランスの状況。

労働政策研究・研修機構 2023年の出生率、1.35に低下
―複数の危機が要因か
 2024年2月

フランスは出生率を向上させる政策で成果を上げた国として知られており、1993年に合計特殊出生率が1.66まで低下したが、2006年には2.03に達し2014年にかけて2以上で推移した。だが、2015年以降低下し、23年は1.68まで低下し1946年以降、93年と94年を除いて最も低い水準になった

女性が個々人の自由を尊重したいと思うようになり、個の人間としての解放を願望する傾向が強まっているために、子供を持つ数を減らすか、全く持たない選択をしていると分析する

さらに、高学歴の女性が母親になる以外の自分の将来像を思い描き、自分自身の個人の職業人生に投資したいと考えているとも指摘する」のはいいのだ。それはそれで経済成長につながろうし。
 私としては、なにやら1. 働きたくない、しかし2. 十二分に消費生活をしたい、3. 男の相手はしたくない、という女性が寄ってきて、それ私が一方的にべたぼれすれば可能だが、しかし4. お前なんかに思いを寄せられたくない、という希望までを満たすにはなかなか難易度高すぎねぇかと思った人生である。

Jetro 韓国2023年の合計特殊出生率は0.72、女性の社会進出と高学歴化が背景に 2024年9月2日

韓国の2023年の合計特殊出生率は前年比0.06ポイント減の0.72、出生数は同7.7%減の23万人と、それぞれ2022年に続いて過去最低になった

また、統計庁が2023年12月に発表した「将来人口推計(中位推計)2022~2072年」によると、韓国の生産年齢人口(15~64歳)は、少子化の進展により2050年には2024年(3,633万人)に比べ1,188万人少ない2,445万人に減少する。今後、労働力の減少が経済成長率を引き下げると予測されよう

 国家衰亡が確実な数字である。
 本邦は

NHK 去年の合計特殊出生率 1.20で過去最低に 東京は「1」を下回る 2024年6月5日 19時45分

1人の女性が産む子どもの数の指標となる出生率は2023年、1.20となり、統計を取り始めて以降最も低くなったことが厚生労働省のまとめで分かりました。2022年の確定値と比べると0.06ポイント低下していて、8年連続で前の年を下回りました。

また、都道府県別の合計特殊出生率は、すべての都道府県で、2022年よりも低くなりました。

最も低かったのは、東京都で0.99と1を下回りました。次いで北海道が1.06、宮城県が1.07でした。一方、最も高かったのは沖縄県で1.60、次いで宮崎県と長崎県が1.49、鹿児島県で1.48でした


 とあり、危機的な数字といえる。
 私としては誰か相互に納得できる相手に産んでもらいたいと思っているのだが、しかしそうした人が現れないのがこの数字へ「貢献」してしまっている、そんな現状である。なんかみなさん、お前みたいな貧乏人が―という態度をとるのだが、そんなにお宜しいご家庭出身なら実家に食わせてもらえばいいじゃないですかとほんと思う。当時でさえ400~500あったし、今は800を超える。まあ十分な数字だろうと思うのだが。

仙台市 少子化について(仙台市の状況など) ページID:67056更新日:2024年9月27日

日本の出生数は減少が続いており、令和5年は、初めて80万人を割り込んだ令和4年よりも更に減少し、約73万人となりました。仙台市における令和5年の出生数は6,617人であり、平成26年の出生数9,243人と比較して、2,626人減少しています。

また、宮城県の令和5年合計特殊出生率は1.07で全国ワースト3位となり、5年連続で過去最低を記録しています


合計特殊出生率は、15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、女性が一生の間に産む平均の子どもの数に相当するものとされています。未婚の女性も含めて計算されるため、学生が多い本市では値が低く出る傾向があります。

令和5年の本市の出生数は6,617人、出生率6.0‰(全国6.0‰、宮城県5.5‰)となっています。また、合計特殊出生率は、令和5年は1.05(全国1.20、宮城県1.07)でした


 私の観測範囲では女性の1. 絶対子なし、2. 専業主婦要望、3. 老後の生活の保障、4. 男女の「平等」とが絡み合って高給男性を家事使用人として利用したいとの要求がつよく―何をどうしたものやら。

埼玉県 埼玉県の合計特殊出生率 ページ番号:58271掲載日:2024年10月1日

 まあ今日はこのくらいで。
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