イラクの自爆テロ，珍しく要人暗殺に成功

BBC　Baghdad suicide bomber kills 15 　17 August 2008

　バグダッド。Adhamiyaなる地区で，反アルカイダ民兵指導者Faruq al-Obeidiが護衛と共にカフェに座ったところ，そこにバイクに乗った自爆犯が登場，計15名を殺害29名を負傷せしめた。指導者Faruq al-Obeidiは搬送中に死亡。

　珍しく，単なる一般人でなく，「××長」「××指導者」と肩書きのつく人物が殺害された自爆テロでありました。まぁ巻き添えは例によってたくさんあって，子供を見失った母親が子を呼ぶ声やら血まみれの地面やらとえらい騒ぎなのですが。それでもなお，軍事的政治的に，事件・襲撃の理由の納得できることではあります―「将を射よ!」と。

　いえ一般人虐殺も政権不安定化という立派?な効果がありますが。「馬を倒せ」というわけですが，さてどれほど殺せば将が倒れるものやら。

　現場はスンニの有名なお寺の近くだそうです。