Garowe Online Somalia: Islamists execute militia commander in Kismayo Oct 13, 2008
キスマユ発,10月13日。民兵指導者Salah "OJ" Hassanはイスラミスト民兵に拘束されていたが,12日夜,釈放され,直後に銃撃され虐殺された。
Salah "OJ" Hassanはこの2日前にキスマユで逮捕され,警察署に拘束されていたもの。彼はKudhaaなる島に根拠を置く民兵指導者で,個人的理由でキスマユを訪れていたものという。
彼はHarti支族の民兵を指導し,Sheikh Hassan Turki指揮下のイスラミスト民兵及び先日までキスマユを支配していたBarre Hirale大佐と激しく戦闘してきた人物。
Hartiの支族族長たちがキスマユのイスラミスト指導者らと面談,Salah "OJ"の解放を願い出た。過去のイスラム法廷運動との衝突について,和平合意に彼は達したではないか,というのだ。
至善なるかな神よ。
イスラミストはSalah "OJ"を警察から釈放し―警察署から去り行く彼に餞別を見舞ったのだ,銃弾の嵐を。
"信頼すべき情報源"がGarowe Onlineに言うには,"30 bullets"が被害者の体のあちこちに当たっていたという。
「これはオーバーキルだ,恐らくは政治的な結末の―」と情報元は言うようだ,恐らくは諸支族民兵は,8月のキスマユ奪取の際,イスラミストの道具として使われたのだ。
なおSalah OJはソマリア政府の一員ではないのだが,イスラミストにはアメリカのスパイとつながりを持つ者として非難されていた由。
ところでその「アメリカの手先」のエチオピアの援助を受けて,HiraleがKismayo再奪取を計画してるそうですが,そのHiraleと戦ったSalah OJもアメリカのスパイの繋がりですかそうですか。
この事件は,イスラミストが気に食わない民兵指導者を暗殺したというだけには留まらない。
イスラミストたちが,支族指導者たちの意向を事実上無視したという事実は重い。同盟者の願いを足蹴にするなど,とても誠実な態度とはいえない。
なおこの際,『上級指導部は支族長たちの願いを聞いてSalah OJを解放した。暗殺は末端兵士の行き過ぎ,勇み足,ないし個人的憎悪に基くもので,不幸な事故だった』と主張する余地があるが,それは統制上の大問題を暴露するもので,寧ろ口にしてはいけない性質のものだ。
いや,彼らは口にしたけど。英語学校校長の殺戮の際に。
殆ど恣意的な暴力を揮ったという点で,イスラミストは統治者としての資格に自ら疑問符をつけた。
治安がきちんと維持される限り,誰が市長になろうが部長になろうが勝手にすればよかろう,というのが諸氏族の見解だった。だが同じ「治安」の文字を使ってはいても,イスラミストと諸氏族との間では,定義の差があったことが明らかになった。覆い難い差だ。寧ろ恐怖を呼ぶだろう,基準が『敵は殺す。敵かどうかは自分たちが判断する』では。
Salah "OJ" Hassanは凶弾に斃れた。
彼の死がキスマユの将来に如何なる影響を与えるか,それは未だ測り難い。何れにせよ,キスマユのイスラミストが(元の)同盟者,諸氏族を信頼・尊重しない態度を示したことは,今後の諸氏族の動向に影響を与えないではおくまい。
というかですね。
賢いウサギさんはまだまだその辺でぴょんぴょん暗躍してる真っ最中(しかも熊虎を助っ人にするとかゆー話)なのに,有能なわんこの顔面に蹴りを入れるのってどーなんでしょうねー。
誰か十八史略か史記かをソマリ語訳して持っていったら,不世出の政略家扱いされて,現代ソマリアの韓非になれるかもー。
…真っ当な,ためになる民話とか持ってるようなんだけどなぁ,あの民族…。
つくづく,ここまで低脳な対応されると,キスマユ指導部に一目置く気もなくなるなぁ…。
キスマユ発,10月13日。民兵指導者Salah "OJ" Hassanはイスラミスト民兵に拘束されていたが,12日夜,釈放され,直後に銃撃され虐殺された。
Salah "OJ" Hassanはこの2日前にキスマユで逮捕され,警察署に拘束されていたもの。彼はKudhaaなる島に根拠を置く民兵指導者で,個人的理由でキスマユを訪れていたものという。
彼はHarti支族の民兵を指導し,Sheikh Hassan Turki指揮下のイスラミスト民兵及び先日までキスマユを支配していたBarre Hirale大佐と激しく戦闘してきた人物。
Hartiの支族族長たちがキスマユのイスラミスト指導者らと面談,Salah "OJ"の解放を願い出た。過去のイスラム法廷運動との衝突について,和平合意に彼は達したではないか,というのだ。
至善なるかな神よ。
イスラミストはSalah "OJ"を警察から釈放し―警察署から去り行く彼に餞別を見舞ったのだ,銃弾の嵐を。
"信頼すべき情報源"がGarowe Onlineに言うには,"30 bullets"が被害者の体のあちこちに当たっていたという。
「これはオーバーキルだ,恐らくは政治的な結末の―」と情報元は言うようだ,恐らくは諸支族民兵は,8月のキスマユ奪取の際,イスラミストの道具として使われたのだ。
なおSalah OJはソマリア政府の一員ではないのだが,イスラミストにはアメリカのスパイとつながりを持つ者として非難されていた由。
ところでその「アメリカの手先」のエチオピアの援助を受けて,HiraleがKismayo再奪取を計画してるそうですが,そのHiraleと戦ったSalah OJもアメリカのスパイの繋がりですかそうですか。
この事件は,イスラミストが気に食わない民兵指導者を暗殺したというだけには留まらない。
イスラミストたちが,支族指導者たちの意向を事実上無視したという事実は重い。同盟者の願いを足蹴にするなど,とても誠実な態度とはいえない。
なおこの際,『上級指導部は支族長たちの願いを聞いてSalah OJを解放した。暗殺は末端兵士の行き過ぎ,勇み足,ないし個人的憎悪に基くもので,不幸な事故だった』と主張する余地があるが,それは統制上の大問題を暴露するもので,寧ろ口にしてはいけない性質のものだ。
いや,彼らは口にしたけど。英語学校校長の殺戮の際に。
殆ど恣意的な暴力を揮ったという点で,イスラミストは統治者としての資格に自ら疑問符をつけた。
治安がきちんと維持される限り,誰が市長になろうが部長になろうが勝手にすればよかろう,というのが諸氏族の見解だった。だが同じ「治安」の文字を使ってはいても,イスラミストと諸氏族との間では,定義の差があったことが明らかになった。覆い難い差だ。寧ろ恐怖を呼ぶだろう,基準が『敵は殺す。敵かどうかは自分たちが判断する』では。
Salah "OJ" Hassanは凶弾に斃れた。
彼の死がキスマユの将来に如何なる影響を与えるか,それは未だ測り難い。何れにせよ,キスマユのイスラミストが(元の)同盟者,諸氏族を信頼・尊重しない態度を示したことは,今後の諸氏族の動向に影響を与えないではおくまい。
というかですね。
賢いウサギさんはまだまだその辺でぴょんぴょん暗躍してる真っ最中(しかも熊虎を助っ人にするとかゆー話)なのに,有能なわんこの顔面に蹴りを入れるのってどーなんでしょうねー。
誰か十八史略か史記かをソマリ語訳して持っていったら,不世出の政略家扱いされて,現代ソマリアの韓非になれるかもー。
…真っ当な,ためになる民話とか持ってるようなんだけどなぁ,あの民族…。
つくづく,ここまで低脳な対応されると,キスマユ指導部に一目置く気もなくなるなぁ…。
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