自民党新ポスターと対テロ法報道

　自民党の新ポスターを見た。赤地に福田氏。スポーツでは寧ろ赤ユニフォームのほうが勝率がよいという話で，それを意識したか，或いは青地に阿倍氏の先代ポスターはうつくしい国という感じだったかとかいやまぁなんか個人攻撃になりそうな発言はひらがなにしておくとして。

　なんか「赤」→「共産主義」→「中国」→「赤は親中」→「自民党も親中」→「売国自民」だとか言い出すコクシ様が湧くんじゃないかなーと想像して鬱になる私だったり。まぁこれが本当におきてもおきなくても，どっち道，脳細胞の無駄遣いであるのは確かではある。

　そいでいつの間にか対テロ法が通って，船も出港したんですね：BBC Japan resumes refuelling mission 　24 January 2008

「いまや日本は，国際社会の中で責任ある役割を担うのだから，諸君は自らを誇ってもらいたい」と―government's top spokesmanなNobutaka Machimura氏は言ったと。日本は再び，世界の平和を確立する作戦，テロとの戦いに参加する―というわけだ。

　まぁなんですね，反対党は，この動きは日本の平和主義的憲法を侵すものだ―と反対するんですけどね，と最後に一言説明が付け加わっているわけですが，うん，一国平和主義はいまや無理があるんだろうなぁと思う次第（参考：Kojii.net 「　Opinion : "一国平和主義" の終焉 (2008/1/21) 」）。

　大雑把な話，一時の出費に目をつむり，脅威を除去し次第，段階的に軍備縮小，というのがまぁ妥当なところなんでしょう。
　ここでいう「一時の出費」が，日本の場合，洋上補給活動ってわけで。

　…こうしたニュースを流すBBCの国，英国では，時折「一時の出費」は人名とともに意識される破目になってるわけで（BBC UK soldier killed in Afghan blast 21 January 2008）。