NIMBY問題案件

　超真正面からなのでオラおでれぇたぞ：

台風の時、台東区の避難所で路上生活者が拒否された件について。台東区は、ただでさえ寺が多いのだから、寺に頼めば良いと思う。どんな人でも助けを求める人を救うのが宗教なのだから。ただでさえナーバスになっている避難所でホームレスは正直迷惑な存在だろう。そういう時こそ、宗教が救えば良い。

— 小池一子 (@koikekazuko1112) October 19, 2019

「ただでさえナーバスになっている避難所でホームレスは正直迷惑な存在だろう」
「ホームレスは正直迷惑な存在だろう」

　大事なところなので二度引用しました。
　いやまあ「うん、正直そうですよね」というところはいいとして。「だがその上で生存権なりなんなりという概念がだね」と言えるかどうか―言えないにしても、こーゆーことを言う人に白眼視するかどうか―は割と近現代人としてのプライドに関わると思うが、もう一段階変身を残しているんですよ悟空さん、ってなもので―。

「台東区は、ただでさえ寺が多いのだから、寺に頼めば良いと思う。どんな人でも助けを求める人を救うのが宗教なのだから」
「そういう時こそ、宗教が救えば良い」

　のっと・いん・まい・ばっくやーどですよど直球です！
　…東日本大震災でもあったことですが、まあ地域の宗教施設ってなあ、地域の中にあるせいで、地域がまとめて被災するともののついでに地域の宗教施設も壊滅するんですよね。警察・消防ってのも、災害の規模によってはまるっとそれ自体も被災するので。だからより大きな自治組織で包含関係をつくっておいたり、まあ大規模な予備部隊を設置して置いたりするわけで。まあうちの国だと自衛隊と呼びますが。

　追加。
　自分（たち）は気分よく過ごしたいから、自分たち以外のどっかの誰かが、我々の気にそぐわないものをなんとかしておけ、という欲望の例。

堂々と「自分だけは嫌な思いをしたくないから、被災地に全部厄介なものは押しつけろ」と主張しているこの記事のことが引っかかってる。/汚染土は公共事業に、汚染水は海洋放出…で大丈夫？：朝日新聞デジタル https://t.co/n2zEGHHcMo

— 安東量子 (@ando_ryoko) 2019年5月11日