空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

例の「オープンレター」騒動のメモ

2022-01-20 11:21:28 | Weblog




 完全な身元確認は原理的に不可能である。それはそう。行政組織と完全同等の身元確認も、個々人レベルでは不可能。それもそう。しかしそれは、身元確認らしきことを一切合切しないでよい絶対的な保障ではない。



 そういえば、先日、7万筆ほどを得た署名活動がありましたな。VTuberの地元警察コラボに対する、フェミニスト議連による打撃に反対し、このVTuberを支援するもの。あれはどうなんだろう。今回、ざっと10%程度(以上?)の署名偽造が出てきたようですが、同じ割合で起こったとしたら7000ほど期待できることになり―それほどあれば暴露大会も盛り上がるだろう。どうだろう?

 …しかしあちらはラッピングバス恒久運用まで視野に入るほど資金調達力が発揮されているわけで、多少の署名偽造を吹き飛ばす資金調達力的迫力に富む。

 …フェミニスト議連や呉座追討には、どれほどそうした迫力が―とは、まあ、多少。








 …これは本当にそう。
 オープンレターの呼びかけ人たちが、どうも実務に弱いらしいこと、その不備は署名参加者の自発的な善意によって補われるべきこと、悪意や悪戯に極めて脆弱であること、そうした責任は呼びかけ人にはなく、市民社会に帰せられるべきこと―こういう状況では、なかなか…参加しづらい。

 いえまあ、そうした運営まで個々の市民の努力によってなされるべきだというのは分かるんですが、呼びかけ人さんたちはまさしくその市民なのではないですか、と…。



 ビスマルク(の手法)についての理解は―高校世界史の範囲では、ないですな。



 割とあり得るお名前で、気にしすぎではないか―という反論も可能。しかし。






 …これはマズい。大大学の先生(のお名前と誤認されそうな例)については優先的に配慮されたと言われかねない。これは…千葉県の安田さんにこの疑いを晴らしていただかないと…と言うことになりかねず―つまり「小さな声をあげたが、怖くなって逃げた一般一市民を、呼びかけ人たちの公平性を保障・証明するために満天下に引き出さねばならぬ」ということに…なってしまう。

 …透明性というのがとても大事だという、一例ということになる。



 …偽装署名という攻撃に遭った側を批判するとはビクティムブレイミングだ、という理屈もありえるが、おきさやか氏の理屈では「自由な市民による草の根民主主義を支えるこのような署名活動は市民個々の責任と相互信頼により成り立っています」とあり、草の根民主主義という気高い理想による評価軸が入っている。この価値のために市民は注力献身すべきである―訳で、裏切ってはならない。ということで、注力献身の度合いが足りなかったことが分かった人は批判されるべきであり、それは偽装署名をして裏切った者が最大の非難対象である事に準じて、そういうのが跋扈してまったく気づかずにいられた状態をつくり・放置してきた者たちも非難されるべきということになる。

 実際、こういう署名活動の有効性、正当性を大きく棄損したと評価されるべきかと思う。



 実務担当者…。
 実務担当者はどこに…。
 …いやまあ、学者は実務担当、苦手だろうけどさあ…。





 この小宮氏が実務担当ーと見えそうだが、オープンレターの本文の起草に留まるかもしれず―判断は保留したいとは、思う。…サイト作成責任のようにも見えるが。



 それはともかく、今回、現状では・私に見えた範囲では、呼びかけ人さん方はだれも己の非をみとめず、戦うようで、理屈は一貫している。





 …サイト運営責任かなあ…。


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