空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「研究者40代危機説」

2018-01-27 23:28:07 | Weblog
 もう寝ようと思ったのだが



 この件、先日うちの大ボス様に、お供をおおせつかった際に話の種としてふられたのでメモ。



就職前の蓄積が少ないと」というのは真実の一面。しかし、純粋に就職前の蓄積に の み 依存するとしたら、就職後の学問の進展に追いつけなくなり、どっちみち詰む。それが40歳頃、という経験則はありえるように思われる。

 大ボス様の提示した論点のひとつは、出身研究室との縁が切れるころ―というのだった。つまり、独立にやっていく能力のないひとは、先生が退職すると、あとが続かない。博士というのは本来、独立研究能力がある「免許状」であるはずが、まあマスプロ教育的に出すようになって、意味合いが変質したんだねえというわけ。

 そういう話の接ぎ穂に、「いや、40はるか手前で死んでるひと、いますよね、うちには」とかわいそうなことを言うのが私だ。

 お供を務めたときのイヤ気な話のオチはさておき、じゃあどうやって40歳の限界を超えるかってのは、もうある意味単純な話で、1) 才能、2) 努力、3) 運の三要素といったところでどうだろう。4) そもそもの(ドクターファーターの)教育の成果、も勘案すべきだろうけど。

 正直、私はさほど才能がないので、努力と教育の成果に頼るところが大。努力の点でそこらのひとを圧倒しているのはまず、確か。そして運もよい―。

 …イヤ気な話は、書くのをやめておく…。
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