空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ウガンダ:アンチ・ゲイ法案、多少は薄められて成立へ

2023-05-02 21:30:27 | Newsメモ
 Museveni大統領が、多少薄めなさいなと勧告したようで、多少はまあなんとかするみたい。
 外見だけで他人を罰する法律になりかねないでしょう―という、うん、そこはどうしようもなく訂正を要するよねえ。

BBC Uganda parliament waters down anti-gay law 2 May 2023 By Patience Atuhaire

 死刑をも結果しうる大犯罪としては、未成年への強姦行為。vulnerable peopleに対するものも同様ということで、つまり車椅子使用者等々も含むわけだろう。そりゃあ強姦ははっきり罰せよと私も思うが―あー、うん、死刑にしとけよこんなヤツ、みたいなレベルの犯罪は、ああ、うん、日本に限って想起しても、うんまあ…。

Parliament in Uganda has watered down an anti-homosexuality bill that originally criminalised people for simply identifying as LGBTQ+.

The proposed legislation, first approved in March, was returned to the house after President Yoweri Museveni suggested changes.

He said the clause penalising people who identify as gay would have led to the prosecution of people simply for their physical appearance.

The bill still prescribes the death penalty for what it calls aggravated offences - such as child abuse.


 もちろん、そうした犯罪行為について当局への通報を推奨するのは、そこはよい。そこは確実に抑止すべきだし、被害が拡大する前になんとか―というのも尤もだ。

The public will be required to report to the authorities any form of homosexual abuse against children or other vulnerable people.

 しかし。家主さんは、ホモ行為が行われそうだと認識したうえで物件を貸したら7年の刑!というのは…これははっきりと差別的というべきだろう。まあまあ綺麗に使用する限りにおいて、ゲイは全く別扱いされるに値しない。属性でもって区別する理由はなかろう。

Landlords who knowingly rent premises for homosexual acts risk going to prison for seven years.

 …心理的瑕疵になるほど汚損する趣味を持っていたらまた別だが、それはゲイであることと直結するもんでもなかろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 記事メモ(2023-04-30) | トップ | スーダン事情:避難民は10万... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Newsメモ」カテゴリの最新記事