空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

エクアドル:死人の取り違え

2020-04-27 22:34:50 | Newsメモ
 エクアドル。とある家族は先月、「あんたんちのばーちゃん、死んだから。コロナウィルスな。だから死に目に会えないどころか、遺体への接触も、まあ…あ、あそこ、遺体置き場のあそこにある、あれがお宅のばーちゃんな。近寄らんといてな、感染するからな…なので、はい、これ、灰。ばーちゃんの灰な」とばかりに遺灰を渡され、悲嘆のうちに暮らしていたところ、なんやしらんが「お宅のばーちゃん、昏睡から覚めて、妹を呼んでるぞ?」と連絡がー!

BBC Coronavirus: Ecuador 'victim' found alive in hospital mix-up 25 Apr 2020

 実はこのばーちゃん、三週間ほど昏睡していたそうな。いやあ、死んで死に目にも会えなかったばーちゃんが生きて帰ってくるとは、なんと喜ばしい。見ず知らずの私だって、酒の一杯くらいはばーちゃんに奢ってあげたい気分だが―

A 74-year-old Ecuadorean woman who was declared dead from the coronavirus has been found alive, in a case of mistaken identity.

The family of Alba Maruri were informed of her death last month and later sent what they were told were her ashes.

But Ms Maruri awoke from a three-week coma in hospital on Thursday and asked doctors to call her sister.

Her family were overjoyed at the news - but are unclear whose ashes they have in their home.


 …先月渡された遺灰。誰の…?

"I was afraid to see her face," he told AFP. "I was a metre and a half away. She had the same hair, the same skin tone."

 髪が同じっぽく、肌色も同様。1.5mほどの距離でおそらくは薄暗がりで、いやあ、あのう、間違えるほうも間違えるほうというか。
 火葬費用の負担だのなんだの、ちまちました問題はともかく、あの、誰を燃やしたんです…。

Ms Maruri has also been bought a new mattress as her family had thrown her old one away.

 なお生き返ったばーちゃんは新しいマットレスを手に入れた模様。何しろ以前、使ってたのは捨てられちゃってたので。
 ま、せっかく生き返ったんだから、多少はよい目を見てもいいよねえ。

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