最初から破綻した提案をされても、そのなんだ、こまるのとちがうか。
朝日新聞 韓国「日本に追加措置要求、考えていない」 慰安婦合意 ソウル=牧野愛博2018年1月12日18時04分
「韓国外交省は12日午後、「日本側に追加措置を求めることを考えていない」とする立場を明らかにした」
しかし
「同省は「日本政府が合意の趣旨と精神を尊重して自発的に誠意を見せれば歓迎するという意味」と説明」
というのは、実際上、要求したも同然―というわけだ。
だがまあ言わんとするところを好意的に理解すれば、日本政府側が自発的に『あー我が親愛なる友好国殿。両国の過去にあった不幸な事件について、外交上の義務によらない、純粋に単に悼む気持ちから訪問する機会を作っていただけたら幸いなんだが、友人よ、ちとお手数願えないだろうか』という可能性は、そりゃまあある。
…例えば『今度の訪米の際に、真珠湾によって行きたいんだが、いいか?』『ああ、そりゃいいアイディアだ。んじゃオレ、広島行くわ。ホテルとか用意しといてよ』みたいな。
そこまで至るには、延々長い間の相互の努力が必要なんではないかと思われ、初手から―
「元慰安婦らが一致して望んでいるのは「自発的で誠意ある謝罪だ」と指摘した」
―『今までなされた”謝罪”なるもの、これは先日の最終的にして不可逆なそれも含めて、自発的でなければ誠意あるものでもない。なので、その二つの条件を兼ねそろえた謝罪を提示してくるというなら喜んでうけとろう』と促してくるのは、まあ…
…最初から、破綻してるわな。
なにしろ、今回、韓国大統領・外務省は日本政府に対して勧告しているわけであり、これに応じた場合、決して「自発的」ではありえない。従って、現時点で何をしようとも「自発的で誠意ある謝罪」は原理的にありえない。促されたからには、自発的ではありえない、当然の解釈だ。
ってことで、日本政府としては、これ、応じるメリットがないと判断するんじゃないかねえ、現状、そのように言っているように。
…どうするんだ、これ…。
読売新聞 「蒸し返し」に失望感、首相の訪韓見送りを検討 2018年01月10日 07時18分
「日本政府高官は「発表に加え、慰安婦像が韓国のあちこちに設置されている中、五輪のために訪韓すれば、首相が持たない」と語った」
Blogos 本当は平昌五輪に出席したいに違いない安倍首相 天木直人2018年01月10日 12:05
「しかし、その怒りは、菅官房長官や官邸、外務省の官僚たちからは伝わってきても、安倍首相自身からは伝わってこないような気がするのは私だけだろうか。
私は、安倍首相は、北朝鮮にしても韓国にしても、本当は関係改善を望んでいるのではないか、困った事になってしまった、と思っているのではないかと忖度している」
流行の言葉、「忖度」をうまいこと使ってみた…といったところか、しかし以下、”忖度”で揶揄するというより、出来の悪いイタコ芸の如くで…。
「それなのに強硬姿勢を取らざるを得ない。
なぜか。
それは、腹痛で総理を辞めた時に応援してくれた右翼たちを裏切るわけにはいかないからだ。」
…俗な表現では腹痛ではあろうが、正確には違うわな。あと、あのひと、時折「応援してくれた右翼」を裏切ったりして、激怒されたりしている。必要に応じてそうする。慰安婦問題の妥結(2015年12月)が代表例というべきだろうが。
「何かにつけてパフォーマンスの好きな安倍首相の事だ。
みずから出席して日本の選手たちを応援したいに違いない」
「「持たない」、つまり、首相に担いでくれて、その後も応援してくれている、日本会議のメンバーや産経グループや、櫻井よしこ、金美齢などといったおともだちから見放され、総理を続けられない、と言ってるのだ」
「ひょっとして、憲法9条改憲も靖国参拝も、やりたくないのに、やらされているのではないか。
もしそうならこんな情けない首相はいないという事になる。
せめて平昌五輪参加ぐらい、自分の思う通りにしたらどうか」
…どういう皮肉として機能するのか、なかなか味わいがある。あまりよい味ではないが、珍味ではある。
朝日新聞 韓国「日本に追加措置要求、考えていない」 慰安婦合意 ソウル=牧野愛博2018年1月12日18時04分
「韓国外交省は12日午後、「日本側に追加措置を求めることを考えていない」とする立場を明らかにした」
しかし
「同省は「日本政府が合意の趣旨と精神を尊重して自発的に誠意を見せれば歓迎するという意味」と説明」
というのは、実際上、要求したも同然―というわけだ。
だがまあ言わんとするところを好意的に理解すれば、日本政府側が自発的に『あー我が親愛なる友好国殿。両国の過去にあった不幸な事件について、外交上の義務によらない、純粋に単に悼む気持ちから訪問する機会を作っていただけたら幸いなんだが、友人よ、ちとお手数願えないだろうか』という可能性は、そりゃまあある。
…例えば『今度の訪米の際に、真珠湾によって行きたいんだが、いいか?』『ああ、そりゃいいアイディアだ。んじゃオレ、広島行くわ。ホテルとか用意しといてよ』みたいな。
そこまで至るには、延々長い間の相互の努力が必要なんではないかと思われ、初手から―
「元慰安婦らが一致して望んでいるのは「自発的で誠意ある謝罪だ」と指摘した」
―『今までなされた”謝罪”なるもの、これは先日の最終的にして不可逆なそれも含めて、自発的でなければ誠意あるものでもない。なので、その二つの条件を兼ねそろえた謝罪を提示してくるというなら喜んでうけとろう』と促してくるのは、まあ…
…最初から、破綻してるわな。
なにしろ、今回、韓国大統領・外務省は日本政府に対して勧告しているわけであり、これに応じた場合、決して「自発的」ではありえない。従って、現時点で何をしようとも「自発的で誠意ある謝罪」は原理的にありえない。促されたからには、自発的ではありえない、当然の解釈だ。
ってことで、日本政府としては、これ、応じるメリットがないと判断するんじゃないかねえ、現状、そのように言っているように。
…どうするんだ、これ…。
読売新聞 「蒸し返し」に失望感、首相の訪韓見送りを検討 2018年01月10日 07時18分
「日本政府高官は「発表に加え、慰安婦像が韓国のあちこちに設置されている中、五輪のために訪韓すれば、首相が持たない」と語った」
Blogos 本当は平昌五輪に出席したいに違いない安倍首相 天木直人2018年01月10日 12:05
「しかし、その怒りは、菅官房長官や官邸、外務省の官僚たちからは伝わってきても、安倍首相自身からは伝わってこないような気がするのは私だけだろうか。
私は、安倍首相は、北朝鮮にしても韓国にしても、本当は関係改善を望んでいるのではないか、困った事になってしまった、と思っているのではないかと忖度している」
流行の言葉、「忖度」をうまいこと使ってみた…といったところか、しかし以下、”忖度”で揶揄するというより、出来の悪いイタコ芸の如くで…。
「それなのに強硬姿勢を取らざるを得ない。
なぜか。
それは、腹痛で総理を辞めた時に応援してくれた右翼たちを裏切るわけにはいかないからだ。」
…俗な表現では腹痛ではあろうが、正確には違うわな。あと、あのひと、時折「応援してくれた右翼」を裏切ったりして、激怒されたりしている。必要に応じてそうする。慰安婦問題の妥結(2015年12月)が代表例というべきだろうが。
「何かにつけてパフォーマンスの好きな安倍首相の事だ。
みずから出席して日本の選手たちを応援したいに違いない」
「「持たない」、つまり、首相に担いでくれて、その後も応援してくれている、日本会議のメンバーや産経グループや、櫻井よしこ、金美齢などといったおともだちから見放され、総理を続けられない、と言ってるのだ」
「ひょっとして、憲法9条改憲も靖国参拝も、やりたくないのに、やらされているのではないか。
もしそうならこんな情けない首相はいないという事になる。
せめて平昌五輪参加ぐらい、自分の思う通りにしたらどうか」
…どういう皮肉として機能するのか、なかなか味わいがある。あまりよい味ではないが、珍味ではある。
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