ジブチはエリトリアに警告する

BBC Djibouti says Eritrea risking war 24 October 2008

　ジブチ大統領Omah Guelleh は，ジブチがエリトリアとの戦争のやむなきに至る可能性に言及。国連安全保障理事会に善処を求める。ジブチはエリトリアとの国境問題を抱えている。エリトリアは自国に領土的野心は無い旨，声明。

　ジブチにはフランス・USAの部隊が駐留している。はいそこ『米国の陰謀』『植民地主義者の陰謀』『戦争狂のアメリカが再び走狗をつかってアフリカに戦火を』とか妄想乙。

　というか，エリトリアがジブチに喧嘩を売った格好ですわねー。どうもねー。今年，ジブチの兵士に9名の死者・60名の負傷者が出ている由。あんなちっちゃい国で1回の衝突で9名とは，非常な損害ですわねぇ。
　そいえばソマリランド大統領とジブチ大統領とで，共同でエリトリア批判声明だしてた気がする。

　エリトリアは独立以来，国境紛争の色々があった国。国際社会の調停をきかない悪い子ですって報道を良く見ます（上掲記事にもそんな記述が）。今回の件も，どうなるかねぇ。これでジブチが実際にキレでもしたら，日本の戦闘的平和主義者さんたちは，また『米国の傀儡が（ry』とか言い出すことになるんだろうか。

　…まぁねー。堂々と他国のゲリラ組織の政治部門を保護してるあたり，もぅちょっと空気を読んでほしいわねー…。