空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

講義材料集積:「敵」を決して交じり合わない最果ての領域に放逐しようとする「寛容」の例

2016-01-25 22:14:10 | ノート
北海道新聞 あらしのよるに 01/16 10:01(2016)

そのためにはまず、つまらぬ先入観や偏見や憎しみを夜の闇に溶かしてしまうこと。そんなに難しくはないはずだ。ヘイトスピーチをするような人たちと逆の態度を心掛ければよいのだから

 要約すると「みんな! 寛容になろうよ! 不寛容な連中なんかと一緒になっちゃダメ!」。

「不寛容なひとたち」を、決して交じり合わない最果ての領域に放逐して「寛容な私たち」の麗しい世界を作り上げるわけである。
 一応、原理的にはこの「不寛容なひとたち」もその態度を捨てれば”こちら側”になるのではあろう。しかし

ガブとメイの関係はやがてオオカミとヤギそれぞれの集団に知られ、2匹は一緒に逃げることになってしまう

 なのであって、下手をすると世界の、それこそ全てから石もて放逐されるような破目に陥ってもなお寛容を貫く覚悟でいろ、という、常不軽菩薩かなにかかそれは、というとんでもない苦行になりそうなですがそれは。

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