…やっぱり狙われた？ Maiduguriの中国人建設作業員殺害事件

日経 アフリカで相次ぎ中国人労働者襲撃 2012/10/23 18:58
「アフリカで中国人労働者が襲撃される事件が相次いでいる。19日にはナイジェリア北部マイドゥグリの路上で建築現場勤務の中国人が銃撃戦に巻き込まれ死亡。８日にも近くの町で中国人の料理人が市場に買い出しに出かけたところ強盗に銃殺された。中国外務省はナイジェリア政府に安全強化を申し入れた」

　…Maiduguriなら純粋に巻き込まれじゃない？　いえ，殺害されてしまったことは痛ましいことだけど，中国人を襲撃したということではないのでは，と思ったら：

産経Biz ナイジェリアで襲撃、従業員死亡 2012.10.10 05:00
「大使館によれば、イスラム過激組織「ボコ・ハラム」のメンバーとみられる武装グループが６日、マイドゥグリの牛市場を襲撃し、買い物に来ていた中国人コック１人と現地の職員が、弾が命中して死亡した」

　ほら，Boko Haramだ。強盗しに市場に来たら，たまたま邪魔になったか，異国人を見つけて物のついでと思ったか，それとも単に流れ弾かで中国人を撃ったものか。偶然…んん？

　とふと思ったので，そんなわけで任意のニュースをざらっと読んでみるのだ：

AP (Hosted by Google) Chinese worker, 5 others killed in Nigeria attacks 19 Oct 2012

　金曜（19日）朝，中国人建築労働者が一名，複数名に撃たれて殺害されたとBorno州労働局の広報官Babakura Bukarが述べる。大通りで，作業に従事中だった様子。―問題が出そうなところとしては，病院が彼の死体を引き取ったのは金曜昼ごろだったということ（もしかしたら助かった怪我かもしれない！）。

　また，近くの町（Potiskum）では夜間の攻撃で5名が負傷，幾つかの学校が破壊されたという―一般学校がみっつ，イスラム学校が2つだ。

　同記事中には，二週間前に別の建築会社所属の中国人調理人が買い物中に殺害された件にも言及がある。さらにはBorno州では政府肝いりの建築計画の相当部分が中国の会社に担われているともいう。

　この地は田舎であるとはいえ，ここ最近急速に発展し，人口もふえはじめており―道路もオフィスも，そうした基礎的なインフラが必要とされている。そこでここ数年，中国人やレバノン人やインド人その他の外国人が活動するようになったとのこと。

　
　…あー，これは狙いうちの恐れがけっこー強そうな感じ…？