空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

嗚呼暫定政府内に摩擦あり

2009-09-13 19:30:31 | ソマリア関連
 たまには落ち着いて情勢概括記事でも書こうと思ったら(特に南部ソマリアジュバランド方面),こやつらはめどい騒ぎおこしおってからに:

Garowe Online Puntland leader warns Somalia govt, urges Somaliland peace  Sep 12, 2009 - 1:27:02 PM

 プントランド,ガロウェ発。9月12日。プントランド大統領Faroleは南部ソマリア暫定連邦政府に警告を発し,ソマリランドには自重を求める。
 土曜朝,国連特使Ahmedou Ould-Abdallah氏がガロウェのConoco空港に着。大統領と親しく(privately)会談。海賊問題,人身の違法移動問題などを語った由。

 会談後の記者会見では,大統領は議論には開発計画や治安領域の話題もあったという。

「私はソマリランドの我々の兄弟たちを,(ソマリランドの)安定を守るよう励ますのだ」とプントランド大統領。というのも,当blog一個前の記事をみておわかりいただけるよう,ソマリランドではデモ隊と警察の衝突で3名の死者がでているのである。

 この点についてAbdallah曰く,ソマリランドには,妥協を得るにはあまりにも多すぎる政治家がいるのだ。

 またさらに本年8月23日の「ガルカヨ合意Galkayo Accord」―暫定政府首相Sharmakeとプントランド大統領Faroleとの間に認められた―に一言あり。なおプントランド政府筋によれば,大統領は暫定政府にstrong messageを送ったという―

 ―というのも,現在Sheikh Sharifの指導する代表団がジブチにいるが,漁業相Ibbi氏がジブチ政府とソマリア海軍の訓練をジブチで行うとの合意にサインしたと伝聞されたからという。これは対海賊基地をプントランドにおくというガルカヨ合意に反するものではあるまいか,というわけ。

 なんでこんな相反するかのような合意が起こるかといって―なんでも暫定政府内部に摩擦が成長しつつあるのだそうで,Sheikh Sharifは財務相Sharif Hassan Sheikh Aden・漁業相Abdirahman Ibbiの側に立ち,Sharmake首相と対立するのだそうだ。

 なおAbdallah氏についてはSheikh Sharif Ahmed大統領および閣僚数名と親密な関係を持っていると言及される。

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