橋下大阪府知事は大いに若人と語る

FNNニュース　大阪・橋下知事、私学助成金削減めぐり高校生と意見交換会　「日本は自己責任が原則」　(10/24 19:19 関西テレビ)

　橋下徹大阪府知事が23日，地元の高校生と私学助成金削減計画を巡り意見交換会をしたのだそうですが「高校生との意見交換は予定されていた20分を大幅に超え、1時間半にも及んだ。橋下知事は再度、意見交換会を行うことを約束し、終了した」そうで，予定の行動だったかもしれませんが，1時間以上予定をオーバーするとは，彼としては並々ならぬ意欲を示したものかと思われます。

「橋下知事は「子ども扱いはしません。義務教育終わっているので」、「高校生の皆さんも言いたいことは山ほどあるだろうし、ああいう形で政治的な意見を持っているのは立派なんじゃないですかね」と意見交換会の感想を語った」。子供たちと正面から直球勝負。子供たちにはいい勉強になったか。

　大阪ほどの大都市の首長が，たった12人の高校生に1時間半も取ってくれたのです。再度の意見交換の機会も約束されたらしい。彼らは，なんと素晴らしい特権に恵まれたものか―彼らの得た特権に羨望のあまり涙をこぼす人もあろうというもの。

　まあ私学助成を28億円ほど削る計画があるのだそうですが。私立高校に行った子供に「橋下知事が「なぜ、公立を選ばなかったんだろう?」と質問し、「公立に入ったとしても、勉強についていけるかどうかわからないと(教師)に言われて」と高校生が答え」たのだそうですね。これに「、「追いつこうと思えば公立に入ってもね、自分自身で追いつく努力をやれる話ではあるよね。いいものを選べば、いい値段がかかってくる」と反論したというのですが…。

　ちょっとちがうかな，『安くて（公立で）いいもの（レベルの高い教育）を得ようと思えば努力が余計に必要だよ？』

　安くていいものを買おうと思えば，チラシチェック・噂話収集・店舗巡りと，いろいろ努力が必要だよね？　特に戦略もなくその辺のお店に入って，『君のところの○○の値段は話に聞く▼▼の値段より高い！　君の店は営業努力がたりない！』って叫ぶのは，へんだよね？　手近の（入りやすい）お店（高校）を選んだなら，それはそれで甘受すべき条件じゃないかな，かな？

　ともあれ「生徒同士で「勉強せなあかん。負けてたらあかんで。悔しいからな、勉強していろんなこと知らなきゃあかん」と語り合っていた」のだそうで，彼らは今後，勉強に邁進するでしょう。12人の向学心を燃え立たせたなら，大阪府知事の1時間半は割にあうものかとも思います。

　まあ，よく「勉強」している子もいたのかもしれません。「別の高校生が「大阪の財政を良くすることは、わたしたちが苦しむことなんですか?」、「ちゃんと税金取っているなら、教育、医療、福祉に使うべきです。アメリカ軍とかに使ってる金の余裕があるのなら、ちゃんとこっち(教育)に金を回すべきです」と涙ながらに訴え」たそうで，つまりこの子は大阪府予算に多額の「アメリカ軍とかに使ってる金の余裕がある」ことを知っているのですから！
　なるほど都府県レベルで防衛費を出してるとなると，そりゃあ無防備都市宣言だって都府県レベルそこらで出せるだろう…ってあれ？

　まあ，これは『すわ日教組の仕込みっ！』とまで言わんでも（仕込んでこのレベルならそっちの方が問題），TVとかなんとかで聞きかじったことを口走った程度と思っていいと思いますが。…きっとその子，賢い発言してみようと思ったんだよ，頑張って。

　ところで私は受験勉強がいやでちょっと東京に行ってみたくもあって一縷の望みをかけて『（某私）大とかだめ？』とか親に聞いたら，『そんな金はない！』と一言で却下されました。…やっぱり公立，安いです。院までいったら，私大4年いくのと変わらないだろうけど。

　あと今日はちょっとポルナレフさんに何かしら代弁してもらった感：「小学校の頃の夢が叶ったやついる？」（日刊スレッドガイド）