まあ安請け合いはあまりすべきではないが,まぁ止むを得ず受けざるを得ないこともあるのではある(日記)。そんなわけで多忙な昨今。
Garowe Online 56 killed, 80 wounded in Somalia violence Aug 16, 2008
地雷が爆発,エチオピア兵1名が死亡,直後にエチオピア兵が射撃,民間人4名死亡。これは国際空港へ通じる道での出来事の様子。別の,Arbiska地区の事件では地雷によってエチオピア兵2名及び民間人3名が死亡,軍用車両1台及び民間車両1台が破壊される。
モガディシュ南部郊外をゆくエチオピア軍車列が15日金曜午後に爆発物によって攻撃され,直後の銃乱射によってミニバス2台が被害に遭い,少なくとも40名が死亡という。被害者は多くの女性・子供を含むと目撃証言あり。
どういった状況でこれほどの殺戮が行われたのかは不明。この件については,政府側が虐殺疑惑払拭に動いているようで(Garowe Online Somalia's govt denies massacre allegations Aug 17, 2008),大分「念入り」に殺したのかも,と疑う余地があります。
政府側主張によれば,被害の多くは反乱側の設置した爆発物によると。他方,ラジオ・インタビューは,頭部に弾痕があったのだと述べる。
…いや,目撃証言はat least 40 people died after Ethiopian forces indiscriminately opened fire on two passenger busesであって,処刑スタイルだというのじゃないよね? 『頭部の銃弾』証言は蛇足だと思います。
…控えめに言って,「情報は錯綜している」のでしょう。
なお,Garowe Onlineによれば,件の虐殺現場近くのLafole Mosqueの聖職者達は,この殺害事件の責任を反乱勢力側に求めて非難する由―「多くの死を引き起こした行為に関する責任は反乱行為(側)にある」と述べ,またエチオピア軍はソマリア民間人に対して「慈悲を持たない」とも示唆する。
つまりGarowe Onlineは,この証言を持ち出すことで,『爆弾によって相当数の死者が発生したものと思われる』と言いたいのでしょうね。同時に,現場に居合わせたエチオピア軍―本来行うべき民間人救護の代りに同じ被害者のはずのミニバスに乱射を加えたらしい―に,(控えめな)非難の言葉を投げかけるのでしょう。
軍事的(戦術的)には,エチオピア軍の行動は必ずしも非難されるべきものではないでしょう―というのも,エチオピア軍が,もしこうした場合に甲斐甲斐しく負傷者救護を行う人々なら,反乱側の戦術の幅が広がるからです。
爆発後多少時間を置いて伏せておいた兵で攻勢を掛けるもよし,より単純には時間差2連発,3連発で救護に携わる人々を殺害するのは既にイラクで例がある。
とはいえ,救護されるべき人々を放置するならまだしも,無差別銃撃を加えたりするのは,人道的に問題があり,地元民衆の離反を招き派遣国の国際的立場を危うくします。
まあそうした事情を承知でエチオピア軍も反乱側も(少なくともその上層部は)民間人を殺し殺させているわけで…。
『いいから黙ってそこらの野原で会戦してきぱっと勝敗決めなさいよ』(いや既にUICからの正面攻勢から始まってUIC側敗北で終わってるんだが)と思うのは,或いは贅沢な思いなのかなと思ったり。
いやまあ。先の大戦で,日本は概ね,国軍の勝敗と同時に各戦場の結末が来たよーなもので…幸いにして全土全民間人を纏めて坩堝に突っ込んでの大闘争は回避されたわけで,戦争に関するイメージも実際もまだしもな感が…。
…どっかみたいに準軍事組織まで動員しての呵責なき民族浄化戦争みたいなのまでは…。…ドイツだってきぱっと終わってるしなぁ…。…戦争・内戦状態はさっさと終わらせるのが,国の復興に極めて重要な判断だと思うんですけど,まーなんです,民族だとか正義だとか聖戦だとか言い出す人には,違うご判断があるようですわね。
Garowe Online 56 killed, 80 wounded in Somalia violence Aug 16, 2008
地雷が爆発,エチオピア兵1名が死亡,直後にエチオピア兵が射撃,民間人4名死亡。これは国際空港へ通じる道での出来事の様子。別の,Arbiska地区の事件では地雷によってエチオピア兵2名及び民間人3名が死亡,軍用車両1台及び民間車両1台が破壊される。
モガディシュ南部郊外をゆくエチオピア軍車列が15日金曜午後に爆発物によって攻撃され,直後の銃乱射によってミニバス2台が被害に遭い,少なくとも40名が死亡という。被害者は多くの女性・子供を含むと目撃証言あり。
どういった状況でこれほどの殺戮が行われたのかは不明。この件については,政府側が虐殺疑惑払拭に動いているようで(Garowe Online Somalia's govt denies massacre allegations Aug 17, 2008),大分「念入り」に殺したのかも,と疑う余地があります。
政府側主張によれば,被害の多くは反乱側の設置した爆発物によると。他方,ラジオ・インタビューは,頭部に弾痕があったのだと述べる。
…いや,目撃証言はat least 40 people died after Ethiopian forces indiscriminately opened fire on two passenger busesであって,処刑スタイルだというのじゃないよね? 『頭部の銃弾』証言は蛇足だと思います。
…控えめに言って,「情報は錯綜している」のでしょう。
なお,Garowe Onlineによれば,件の虐殺現場近くのLafole Mosqueの聖職者達は,この殺害事件の責任を反乱勢力側に求めて非難する由―「多くの死を引き起こした行為に関する責任は反乱行為(側)にある」と述べ,またエチオピア軍はソマリア民間人に対して「慈悲を持たない」とも示唆する。
つまりGarowe Onlineは,この証言を持ち出すことで,『爆弾によって相当数の死者が発生したものと思われる』と言いたいのでしょうね。同時に,現場に居合わせたエチオピア軍―本来行うべき民間人救護の代りに同じ被害者のはずのミニバスに乱射を加えたらしい―に,(控えめな)非難の言葉を投げかけるのでしょう。
軍事的(戦術的)には,エチオピア軍の行動は必ずしも非難されるべきものではないでしょう―というのも,エチオピア軍が,もしこうした場合に甲斐甲斐しく負傷者救護を行う人々なら,反乱側の戦術の幅が広がるからです。
爆発後多少時間を置いて伏せておいた兵で攻勢を掛けるもよし,より単純には時間差2連発,3連発で救護に携わる人々を殺害するのは既にイラクで例がある。
とはいえ,救護されるべき人々を放置するならまだしも,無差別銃撃を加えたりするのは,人道的に問題があり,地元民衆の離反を招き派遣国の国際的立場を危うくします。
まあそうした事情を承知でエチオピア軍も反乱側も(少なくともその上層部は)民間人を殺し殺させているわけで…。
『いいから黙ってそこらの野原で会戦してきぱっと勝敗決めなさいよ』(いや既にUICからの正面攻勢から始まってUIC側敗北で終わってるんだが)と思うのは,或いは贅沢な思いなのかなと思ったり。
いやまあ。先の大戦で,日本は概ね,国軍の勝敗と同時に各戦場の結末が来たよーなもので…幸いにして全土全民間人を纏めて坩堝に突っ込んでの大闘争は回避されたわけで,戦争に関するイメージも実際もまだしもな感が…。
…どっかみたいに準軍事組織まで動員しての呵責なき民族浄化戦争みたいなのまでは…。…ドイツだってきぱっと終わってるしなぁ…。…戦争・内戦状態はさっさと終わらせるのが,国の復興に極めて重要な判断だと思うんですけど,まーなんです,民族だとか正義だとか聖戦だとか言い出す人には,違うご判断があるようですわね。
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