インド，マニプールで独立主義者らが国軍を攻撃

BBC　'Rebels kill six Indian soldiers' 16 March 2008 By Subir Bhaumik

　マニプール州の分離主義者グループThe United National Liberation Front (UNLF)がインド軍詰め所を襲撃，少なくとも6名を殺害したと主張。

　重迫撃砲，軽砲でもって攻撃したというもの。
　で，他方，インド軍は怪我人は出たが死者はないぞ，犠牲者なしで攻撃を撃退したのだと主張。どっちが正しいのかしらー？

　大体，この種のものは（スリランカの記事でよく見るように）自軍の被害は少なく，敵に与えた損害は多めに発表するのが常。当事者の意見なんかそうそうあてにはできない。

　UNLFスポークスマンさんは第二四アッサムライフル大隊詰め所に攻撃したといいます。100名以上による攻撃だとか。7つの建物の内2つを炎上せしめた，さらにはインパールへと，6名の死亡した兵士がヘリコプターで運ばれたのを知っている！

　…ってちょっと待て。

　なんで死者を，そんなヘリで運ぶ必要があるのさ？　なんですか，どこのイアドラン渓谷ですか。軽傷なはずないにせよ，それ，重傷者輸送なのと違うの？

　マニプール警察は少なくとも1名のライフル兵が死亡し，7名が負傷したと語る由。1名より以上が亡くなるような，それほどの重傷を負わせたと信じたからこその反乱側の（さば読み含みの）主張でしょうけど，所詮当事者の大本営発表。あまり信じるのは難であります。

　…まぁ勿論，インパールです。丸っきりの山岳地帯で，普段から輸送はヘリによらざるをえない拠点だった可能性もありますけどね。ならそんな難所への攻撃に100名動員できるというのも困難そうだし，もし可能なら，それ，防御側は壊滅しちゃわないかな？