空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

千載不決の議である

2018-08-22 10:42:19 | Weblog
沖縄タイムス 翁長知事が音声で「遺言」 呉屋・玉城氏を後継候補に指名 人選作業は白紙へ 2018年8月19日 05:00

沖縄県の翁長雄志知事が8日に死去する前、後継の知事候補として金秀グループの呉屋守將会長(69)と、自由党の玉城デニー幹事長(58)の2氏を指名していたことが18日、分かった。音声として残していた。複数の関係者が明らかにした。知事の後継候補の人選に着手している「調整会議」は作業をいったん止め、19日に緊急会合を開き、作業を仕切り直す

音声は膵臓(すいぞう)がんで死去する数日前に病室で録音されたもの。関係者によると翁長知事は保守、革新の双方から支持を得られることを念頭に呉屋氏、玉城氏の名前を挙げたという。音声は17日に新里米吉県議会議長が遺族から受け取った。音声の存在は富川盛武、謝花喜一郎両副知事も把握しているという

 おお、これは森元首相誕生時の事情よりはまあマシではないか、と思ったのだが

沖縄タイムス 県議会会派おきなわ、翁長知事の音声開示を要求 知事選候補選考からの離脱も言及 2018年8月21日 10:03

新里氏は19日の会見で、音声を渡した遺族関係者の「広めたくない」との意向に沿い非開示とし、聞いたのは調整会議の中で自分一人だと説明していた

千載不決の議(日本語版Wikipedia)」である。

 両副知事は納得している~音声を聞いているのだとすればまあまだよい。が、音声の存在を認識しているだけだったりしてはマズイ。ましてや県民の代表を選ぶ選挙で、候補者選定が「末期養子」で決定されるというのは―担ぐほうとしてはまあ、思うところはあろうし、外部としてはお家騒動くらい起きかねないぞ、とはいいたいところか。

会派おきなわ(瑞慶覧功会派長)は20日、新里米吉議長に音声の開示を求めたが認められなかった。同会派は「直接音声を聞かなければ言葉のニュアンスが分からない」として、開示されない限り、候補者選考作業を進める「調整会議」への参加を見送る方針

 ケチがついたねえ。
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