空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ソマリア・イェメン反政府派は兵員を融通し合う

2010-01-18 18:21:26 | ソマリア関連
BBC Somalia and Yemen 'swapping militants' 17 January 2010 By Martin Plaut

 ソマリア・イェメンの反政府派は兵員を融通し合っている,とアルシャバブ広報担当者がBBCに語る。

 Sheikh Ali Mohamud Raageは,アルシャバブを西欧の圧政に抵抗するイスラム的抵抗組織としてのみ語り,アルカイダとの公式の関係を否定する。

 ―今回の記事の肝は,Rageの談話がBBC経由で出たってところでしょうか。Rageが,アルシャバブの最重要人物として改めてクローズアップされてるって意味でも面白い。

「アルカイダがなんですと?」と彼はいう。「イラクやアフガニスタンやそのほかイェメンのようなイスラム諸国で殺戮される,イスラム人民があるばかりだ」。

 ムスリムであれば,他のムスリムの兄弟なのであって,「だから我々とアルカイダとはイスラムの信仰を共有しており,そして自由のため戦っているのだ。我々が共有するのはその点だ」。

 Sheikh Raageは暫定政府―西欧諸国の支持する―との対話を拒絶する。話をするにせよ,それはAMISOMが去ってからの話だ! 米国よ,もしソマリアに介入するなら―「彼らは1993年の悲劇を味わうことになろう,あの時,彼らはモガディシュの通りを牽きまわされたものだが」。

 こうした,およそ西欧の関わりを拒絶する―AMISOMをも拒否するのは,それがキリスト教国によってになわれもするからだろうが―彼の(組織の)態度は,抜き難い敵愾心の現れである。

「我々はそうした道の途上にある―そして我々の生存の安寧のため,その道を行き続けるだろう」,そう彼は語る。

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