空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

モガディシュ:暗殺続く(詩人,ジャーナリスト死亡)

2012-10-31 23:10:41 | ソマリア関連
 月曜夜,複数の覆面の,武装した男たちが著名な詩人Warsame Shire Awale氏を襲撃,Awale氏は現場で死亡。女性民間人も殺害された。

Garowe Online Somalia: Poet and Al Shabaab defector killed in Mogadishu Oct 30, 2012 - 1:55:41 AM

 現場は彼の家近く,Waberi地区のHamar Jadiidなる区域。ラジオ局(Radio Kulmiyeでしょう)のために仕事をしており,ここ一年ほどの間,殺すぞとの脅迫状を受けていたという。

 al Shabaabから離脱したLuul Ali Sabriyeなる人物もモガディシュ・Wardiigley地区で男に襲撃され,死亡。彼は数か月前,政府側に投降し―以来,殺害予告を受けてきたという。

 また火曜,モガディシュでは,ソマリア政府軍兵士がバス車中で喧嘩,発砲。一名死亡,二名負傷。Madina病院に担ぎ込まれる。

 こうして29-30の二日間で,モガディシュでは少なくとも4名が殺害されたというわけ。


 さて,こうした殺人事件のうち,以下のものはShabelle Media Networkが全力をあげる勢いである:

Shabelle Media Network Somali journalist dies of gunshot wounds in Mogadishu hospital October 28, 2012

 ジャーナリストが2名の武装した男たちに襲撃され,病院に担ぎ込まれるも,死亡。
 彼は先週(10月21日),Wadajir地区のHawo Tako地区の自宅前で襲撃されたが病院に収容された。少なくとも三発の銃弾をうけ,その場に放置されたがMadina病院に収容。外科手術をうけ―多少回復の気配があったが,日曜夜20:15に死亡を宣告された。

 彼はMohamed Mohamud Turyare(22歳)。Shabelle Media Networkの若く才能あるウェブマスタ(っていうことはこれらの記事のための整備をしてくれた人なわけだ,合掌瞑目),番組プロデューサーとある。

Shabelle Media Network Slain Shabelle journalist laid to rest October 29, 2012

 数百名からの人々が葬儀に参列。
 …くすり屋さんからちょい薬買って帰る道を襲撃されたそう。…日常生活のなかに死亡イベントが組み込まれているのって,嫌ですねえ。

Shabelle Media Network France condemns murder of journalist Mohamed Mohamud Turyare October 31, 2012

 フランス政府もジャーナリスト殺害に対して非難のコメントを出しているぞ,と。『しかし日本政府は×××(外務省),これだから日本は』さん出番です。

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