空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

Bakool―”路上強盗団”掃討戦

2012-05-11 18:00:00 | ソマリア関連
 エチオピア軍とソマリア暫定政府軍が木曜,al Shabaabと交戦,17名を殺害し遂せたと主張。

Reuters Ethiopian troops battle Somali rebels blocking supplies By Abdi Sheikh and Feisal Omar MOGADISHU | Thu May 10, 2012 10:00am

 Bakoolの施政官Mohamed Abdi Mayowが言うには,al Shabaabはここ七週間ほど,Hudurへ向かう道を封鎖してトラックを止め,荷物を略奪していたのだそうだ。それで―路上強盗団を排除するためにエチオピア軍・ソマリア暫定政府軍が行動した,というわけだ。

 al Shabaabにしてみれば,西欧の傀儡であるソマリア暫定政府や,仇敵であるエチオピア(さらにキリスト教国からの侵攻者たるケニア,など)を排除するための軍資金として道路通行料を取り立てていたわけではある。

 なおal Shabaab側の主張としては,エチオピア国境から100kmほどのHudur郊外で戦闘したことは認めながらも,自派の兵が捕虜にされてなどいないし,寧ろ敵側こそが7体の戦友の死体を残して敗走したのだ,とする。

 ―どっちがどれほど正しいかは,例によって測りがたい。

 なおBakoolの県都Baidoaでは,Islamic Reliefなる援助団体の職員が一名,正体不明の二名の男によって暗殺された。頭部と胸部を,夕方の礼拝のあとに撃つというパターン。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 見た記事メモ2012-05-09 | トップ | シリア・自爆テロで死者多数の件 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ソマリア関連」カテゴリの最新記事