ソマリランド警察は偽札組織を摘発する：ソマリア，エチオピア

　Somaliland Timesの報道（Police Foil Large-Scale Somaliland & Ethiopian Counterfeit Currency Operation）。

　ソマリランド，ハルゲイサ，3月1日の報道。
　ソマリランド及びエチオピアの紙幣を偽造しようとしたギャング団がソマリランド警察によって先月摘発され，この裁判は来月に行われるというもの。

　彼らはボサソ（プントランドの主要貿易都市）で特別な紙幣偽造訓練を受けたスペシャリストだという。5人はハルゲイサで大規模にソマリランド及びエチオピア紙幣を偽造しようとした。この件については，Somaliland Timesのいう所では，ソマリランドとエチオピアの両警察はこの陰謀を暴くに非常に密接な協同を行ったと理解される。

　ギャング団のエチオピア出身リーダーは未だ逃亡中の由。

　これまでのところ，こうした紙幣偽造などはプントランドに限られていたのだそうで（参考：「プントランド，ソマリランドでデモ続発：ソマリア」）。
　プントランドじゃ，人身売買麻薬密売海賊行為外国人の誘拐，だなんて犯罪行為が頻繁になされているだけじゃなく，当地の権威によって大目に見られたり，はては保護されてたりするのよねぇ，というなんともちくちく相手方を非難するような言葉で記事は終わり。

　記事を読んだ今日の私の感想：「ソマリランドは快進撃！」。
　過激派対策に二国間協力体制を構築しつつあったり，犯罪組織撃滅のために国境を越えての警察活動ができたり…それもう，ソマリアじゃないです > <ミってくらいの想いが…。