世界地図を逆さにして見るよう教えてくれた賢人がいる。
地政学的な目を養うには、日頃見慣れた、上辺を北にした地図ばかり見ていては、問題意識は半分しか出てこない。上辺が南の地図をも均等に見るのでなければ、グローバルな視野は形成されない。老爺になるまで、それに気づかなかったのは不覚だった。
私たちは長く北半球に偏って関心を集中し続け、赤道周辺から南半球にかけての地理・歴史に疎いままに過ごして来たように思う。グローバルと口々に言いながら、その実、地球の半分しか見ようとしていなかった。
地図を逆さにして見ると、それまで見えていなかったことが見えてくる。何処かで南を上辺にした地図は出版されていないだろうか?上が北、上が南の世界地図を2枚セットで販売して欲しい。現代の中学生以上には、それに馴染んでグローバルな目を養って貰いたい。学校、文科省はどう考えているのだろうか?
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