線状降水帯という気象用語が幅を利かすようになって、局地気象の予測に関心が高まっている。
老生は登山と釣りでの体験から、観天望気(かんてんぼうき)という、空の雲の形と動き、風向き、湿度などの変化でその日の天候を予測する法に練達している(と自認)している。したがって、台風の予測進路以外は、テレビの天気予報に依存しない。
生活にとって重要な気象情報は警報でなく局地気象予報で、それは気象と現地の地勢・地形とを勘案して細かく(地域的・時間的に)予測し報知されるべきものである。
気象予報士とその元締めの気象庁のテレビ解説などは、極めて大雑把で局地気象の予測が充分とは言えない。降雨レーダーをより精密に示すべきだが、予算が取れないのかまだ目が粗い。
老生は登山はもとより、日常生活での外出行動も、専ら時代遅れの観天望気で決めて来た。これに批判的な妻は、気象庁・気象台・気象予報士によるテレビ予報に全幅の信頼を置いている。その日の天気判断で、屢々対立が生じる。
あまりに老生が観天望気に自信満々なので、反発した老妻から、天候予測での賭けを仕掛けられることがある。数時間(3時間以上)後の晴雨を当てる訳だが、戦績はアチラに分があり、相当額を巻き上げられている。それでも私は、体験に裏打ちされた観天望気を已められない。たまには、テレビ予報に反する予測で当て、孫たちに仙人めいた存在感を示し、悦に入っている。
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