久しぶりに、浜名湖ガーデンパークを訪れた。
2004年の花博から14年、植栽した樹
木はよく茂り、手入れの行き届いた芝地や水路・橋などの構造物によく調和している。浜名湖畔の一画に、安定した緑地景観が復元され、イベントに頼らず園地そのものが人出を誘っているように感じた。人工景観であっても、優れたデザインが自然を凌ぐこともある好個の例だろう。
訪れた人たちが広大な園地で自由にそれぞれ持参した遊具で遊びに興じている。水や植物に親しむ環境が、これほど整えられているとは思わなかった。
「モネの家」の前の回遊式庭園に、観賞用の花々が集合植栽されているのも、観る側と管理する側の双方に都合が好いことで、現在の運営主体の知恵が感じられる。
花の鑑賞する空間と大人や子供が自由に遊ぶ空間とが、分離されているのが好いと思う。子供というものは、まだ花を愛でたり鑑賞するようにはできていない。
園の外周を自転車専用路が囲み、園内への乗り入れを禁止しているのも嬉しい配慮だ。日頃は自転車で思う様に街路を走れない子どもたちが、専用路を全速力で疾走している。しかもこの自転車道と園地との境には、日本の海岸に自生する植物が植栽され、天然の海岸にいる錯覚を覚える。
トベラ
ナエシログミの交配品種か?
この公園は、家族連れに好適な行楽
地に成長した。花博の恩恵であろう。GWのせいか遠方からの車も少なくなかった。今やスマホから発信される行楽や飲食の情報は、マスメディアのパブリシティを凌駕している。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます