先日の朝、新聞を取りに玄関を出ると、玄関戸のすぐ前にカエルが一匹座り込んでおります。その時はカエルにはほとんど気を留めませんでしたが、その後、妻が玄関前を掃きに行って戻ってくると、「カエルが居座って動かないので掃き掃除ができない。」と言います。「カエルなんか追っ払えばいいじゃないか。」とも思いましたが、「居座るのも何か理由があるかもしれない。それに小さなカエルでかわいいし。」と思い直してそのままにしておくことにしました。
少し時間を置いてまた行ってみるとカエルの姿が見えません。去年の今頃、板壁の下の隙間によくカエルが休んでいたのを思い出して探してみると、居る!、居る!。そのカエルの写真です。
灰色に黒っぽい斑点のあるカエルです。「アマガエル」でしょうか、調べてみましたがよくわかりません。日中、玄関を出入りする度にのぞいてみると、カエルは場所も姿勢も変えず、口の下の皮膚を小刻み動かしながらじっとしております。
あんまり動かないので私が顔をぐっと近づけると、体を少し動かして横を向きました。暑さを避けるためか、日中はほとんどこうしておりますが、夜や朝には隙間から出て来るようです。
「どうしてこのカエルが玄関に居付いているのだろう」と妻と話しているうちに、一つのことに思い当たりました。それは次のようなことです。 夜に出入りする時に足元を照らすため、玄関外の上の方に電灯があります。
この灯りは夕方暗くなると自動的に点灯し、そのまま一晩中点いております。すると虫がいっぱい寄ってきて、「電灯は汚れるし、朝になると虫の死骸が下に落ちているので、消してしまおうか。」と妻はよく言っておりました。
朝、下に落ちている虫です。
これを見て「そうか、カエルにとってこれは絶好の餌だ」と思い至りました。この場所にいると十分な餌にありつけることを知って、カエルはここに居付いているに違いありません。
それから数日して、朝に玄関を出てみるとカエルがいなくなっておりました。妻と「どこへ行ってしまったのだろう。もう戻って来ないのかな。戻らないと少し寂しいね」などと話していたその翌日、カエルはまた同じ場所にじっとたたずんでおります。
さっそく妻に「カエルがまた戻ってきている。」と言うと、「ほんと!」と嬉しそうに答えました。写真で斑模様を見比べると、前と同じカエルに違いありません。その後、玄関の灯りを消そうかという話はなくなりました。
(終わり)
斑点のあるカエル君、最近は夏になっても玄関には現れなくなりました。現れなくなくなると、残念でいささか寂しい気持ちになりました。
秋も深まって家回りの冬支度をしていると、枯草の間から時々カエル君が姿を現します。いかにも寒そうに見えます。冬は雪の下でどうやってやり過ごすのでしょうか。来年の夏は玄関に来てくれるかな!!。
夜に動き初めて、いつ帰ってくるかな~と心配やら楽しみやらでウキウキしています。
とても可愛んです。
じっと見ているとウインクしてくれて、きゃ~最高!嬉しい😁
茶ガエルちゃんやワイルドカエルちゃんの夜のお出掛けは、踏まれないでと祈るばかりです。
見守り隊です🥰