<今回のログ(足跡)>
●歩いた日:2025年2月2日(日)
●歩いた所
・川 口:下千本野、千本野、北川口、北千本木町、幅、毘沙門、中村、北田、松葉、清水川、清水川尻、松葉尻、田屋野
・永 代:沖台、西田、雷
●歩いた位置
●歩いたログ(足跡)(道のり7.8km)
(以上の地図:国土地理院地図に加筆)
今回も「川口川」シリーズの続きです。この冬、雪が積もってから2回目の「仙北平野」歩きになりますが、また、どこに車を停める場所があるだろうか、と頭を悩ませました。
前回の「横沢・長信田を往く-3」で歩いた時のことを思い出しながら、「千本野」の十字路脇にある農道の入口に着いてみると、やはり農道は暗渠排水工事の重機に踏み固められており、今回も日曜日なので工事は休みで重機の出入りはない、ということで、踏み固められた農道に車を乗り入れ、そこに停めることにしました。
それでは本文に入ります。
車を停めた「千本野」の十字路から東に向かう。少し進んだところで「東山」のカメラを向ける。
(「大台スキー場」方面を望む)
この日の朝は-6度と冷え込み、車を走らせてしばらくの間は濃い霧に包まれていた。しかし、「東山」が近くなるにつれて次第に霧が薄くなり、「千本野」は写真のように霧が晴れて、絶好のウォーキング日和。
「大台スキー場」の上に屏風のように切り立つのは「大台」。
中央やや左手の白いピークは「薬師岳」。
霧が晴れたと言っても、まだごく薄い霧が漂っているようで、白っぽさを残す景色となっている。が、これはこれで清々しさが感じられる。
さらに東に行くと、「田沢疎水幹線用水路」にかかる橋がある。橋の手前で振り返る。
📸001:「千本野」の風景
こちらは霧がすっかり上がった風景。
奥から来たところ。この道は前回の「横沢・長信田を往く-3」でも歩き、その時はここから引き返した。
道の右手(北側)は「千本野」、左手(南側)は「下千本野」になるようだ。
「地名へのいざない」によると、「千本野」は、昔は「チホノ」と読ませていたが、後世になって、漢字のとおり「センボンノ」と読むようになった、とある。
「チホ」は「潰れる、数が多い」の意で、「センボン」は文字通り「数が多い」ことなので、荒れ地、または数多い樹木が生い茂る地を指すとあり、「太田町史」によると、ここには松と杉の林が広がり、特に松が美しく象徴的であったという、ともある。
ところで、「田沢疎水幹線用水路」が開削される前は森林や原野が広がっていた、「東山」から少し離れた地域には、今回歩いた「千本野」、「田屋野」や以前に歩いた「旧中仙町」の「柏木野」、「喜内野」などのように、「野」の付く地名が多くみられる。これらの地域は、現在はことごとく田んぼに生まれ変わっている。
橋の上から用水路の南の方に目をやる。
(「千本野分水工」)
前回も写真を掲げたが、「田沢疎水幹線用水路」に設置された「分水工」(用水を分ける構築物)である。
正面は、幹線用水路に設けられた水位を調節する水門で、右脇には用水の取入口と支線の用水路が設置されている。
(②に続く)
※ 前回の「旧太田町横沢・長信田を往く-3⑧(終)」の最後で、「先日、この冬初めて「歩くスキー」で散策してきましたので、次回はその様子を投稿したいと思います」と書きましたが、その予定を変え、「歩くスキー」の様子は、この後順繰りに掲載していきたいと考えております。
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