発泡山軽便鉄道 雑記帳

鉄道模型(主に猫屋線)をいじりながら、風景・鉄道写真などを中心に気ままにアップしている、とりとめないブログです。

キハ55(26)

2018年05月05日 | カプラー
昨夜は、正月に打ち合わせた予定通り、「新年会春の部」を開催。

1週間前に「最終通知」をし、その後連絡が予想通りなかったので、予定通りの集合場所・時間に行ったものの、一人が1時間遅れ、1人がドタキャン。それぞれ事情あってのことだから、致し方ないけど(私だって、1週間前ならキャンセルしていたはず)、鶴橋駅の近鉄ホームで1時間待つのは、ある意味楽しかった。近鉄特急の運転頻度の凄さには、改めて脱帽。新塗装が結構走っている(当たり前かもしれないが)し、車種は豊富だし、『こうのとり』と比べるとため息が出る。

ハイハイタウンの愛想の悪い(ある意味静かな)居酒屋で乾杯した後、締めは近所の上品なパーラーで、いつもの甘いやつ。

ミニパフェのコーヒー付きセットは、なかなかよろし。


で、カプラー改造は、大本命のキハ55・26。

国鉄時代の数ある気動車群の中で、「キハ55・26」のグループは特に好きだ。
故にHGシリーズでもこのグループに関しては、その緻密な造形が捨てがたく、トレーラーしか持っていない。動力は他形式に任せ、はなから混結させることしか考えていなかった。

持ってきた1台は、

バス窓のキハ26。

床板がどんな階段になっているか、恐る恐るTNを外すと、

拍子抜けするぐらいフラット。さらにTNをばらすと

今までにない期待感がわいてきた。
ホース類が付いた台座に、TNカプラーをつける構造。ということは、この台座にBMがそのまま付け、ホース類をそのまま使えるのではということ。ただし首振りができればの話だが。

ここで問題になるのが、カプラー長。

ホース類を残せば、車端部いっぱいにキハ80系用BMはつけれない(カプラー長が短すぎる)が、キハ58系用ならクリアできることが分かった。


ここで問題なのは、キハ58系用カプラーの数が5両分(2個1組5セット)しかないこと。

たどり着いた結論が、運転台側はホース類を生かしてキハ58系用、非運転台側は特段ホース類がなくてもいい(前面に出ない)のでキハ80系用と使い分けることに。これならキハ55系10両は改造できる。


まず非運転台側。

TNの取り付け台座面をそのまま接着。接着する前にホース類はカットし、やすり鰍ッしておかないと、接着してからではやりずらい。


BMを接着する際は、車体をかぶせた状態で取付位置を確認したうえで、そのままカプラー側面に少量の接着剤で仮止めするという、今までにない方法をとってみた。カプラー本体に接着剤を塗ると、ちょっとずれて付いた際の修復が難しい。

出来上がったら、高さ確認。

問題なし。


次に運転台側。
こちらも同様のやり方で、床面を接着したうえで、カプラーの位置決め。



こちら側の面は、ホース類を残していることもあり、BMカプラー取り付け位置がやや後退、結果として取り付け面の状態が非運転台側より悪くなり、カプラー側面を接着する場合、カプラー本体をピンセット等で押さえておかないと、すぐずれる。今までにない注意が必要だ。

そして高さ確認。

カプラー長が長く、取付位置を下げたせいか、やや下向きになってしまった。
が、連結すると、

大丈夫。

そして連結試運転。

この試験線で、手押しで確認。


35900+45



45+26


26+28

なんとか、楽しい編成を組むめどがついた。

あとは、「あれ」を改造しなくては。

キハ45

2018年05月03日 | カプラー
なんだかんだでキハ45のカプラー交換ができた。

おそらく車体サイズがほぼ同じキハ47系や58系にも、カプラー改造のやり方としてはほぼ同じになるのでは、と思えたのでここは今まで以上に慎重に(?)やってみた。

まず非運転台側。

台車取り付け部左側の1段下がった2本ラインがある面が、BMカプラー取り付け面の高さぐらい。この面はさらに左側に2段下がっている。この2段を埋めるため使ったのが、

KATOの58形用ナックルカプラーセットの中にあった、カプラー受け部をつけていた「板状」の部分。
隙間を埋めるだけだから、厚くなく大きくなくの視点で探していたら目についた。

まず最下段を埋める。

最下段はさらに1段窪んでいるため、その部分を埋めるようにまず1枚。ちょっと斜めについているが、穴埋めができてさえいれば問題ない。車端部も、下の見える床板より出ていなければ問題ない。


そしてそれを覆うように、さらにもう1枚。この1枚は、TN取り付け面の幅に合わせて貼る。
この2枚については、絶対に外れては困るので、アロンアルファ接着。

出来上がった断面が


これにBMカプラーを接着。カプラー幅は、TN取り付け面の幅と同じなので、車体をかぶせた状態で、車端部を確認したうえでタミヤの模型用瞬間接着剤で接着。

最後にカプラー高さの確認。

やや下がっているようにも見えるが、、、


連結すれば、大丈夫。
そして運転台側。

今までのとは違い、キハ45にはスカートがある。

ばらした際に、スカートの取付方法をしっかり確認していれば良かったのだが、そこは簡単にスルーしてしまった、、、

改造を始める前に、今一度TN取り付け位置・面の確認。

やはり取り付け面は、台車取り付け面とほぼ同じ面になる。

で今回、階段ふさぎの材料を、付いていたTNカプラーから求めることにした。

使ったのは、TN本体のうち取り付け面に接する蓋にあたる「T字型」の部分。
これの出っ張り部分をカットし、できた板を2段目に貼ってしまい、最下段の1段目は何も貼らないことにした。


当然この部分は、確実な接着を期してアロンアルフア止め。
そして車体合わせ。

取付板が車体に接触しないことを確認。もし接触しても、やすり鰍ッすればいいだけの話だが。

そしてBMを接着。床面端部いっぱいに付けると、「キハ80系用」で事足りる。カプラー長の長い「キハ58系用」よりは、こちらの方が位置決めしやすい。

そして高さチェック。



オリジナルのキハ28、BM改造したキハ35とも、高さOK・連結OK。

そして最後の難関はスカート。

スカート自体は、車体とTN取り付け面の間の隙間に入るようになっているのだが、固定方法をしっかり確認していなかったため、TNをとった後の隙間では、スカートをはめてもスカスカ状態。さらに

スカートと車体をつなぐステーが、もろにBMのカプラー部に当たり、首振りができない状態に。
ステーはカットしたらいいだけだが、取付部の隙間をどう埋めるかがちょっと問題。
スカートを車体側に接着することも考えたが、そうすると床面の取り外しに障害になるかもしれない。
ただ隙間を何とかしないと、床板側にスカートをつけるのが難しい。

で、思い出しTNカプラーから、その取り付け部をカット

それを床面TN取り付け部に再度取り付け。

本来なら左側にあと5㎜ぐらいあったのだが、何かのはずみにカットしてしまった。
これをスペーサー代わりに付け、スカートを挟むと、

2㎜あるかないかだけだが、スカート取り付け面と床面の接着が可能になる。
TN取り付け部を接着したうえで、スカートを接着。スカート位置をはっきりさせるため、車体を載せた状態で、接着剤が車体側にはみ出ないよう注意、接着が終わったら、すぐに車体を外す。
この際一工夫。
スカートには、スノープロウが付いていたが、奈良線や和歌山線などの暖地向けでは、付いていなかっただろうと勝手に判断して、スノープロウ無しでスカートをつけた。


最後に最終確認。






最後の最後に貫通幌。
今はつけていないが、キハ45の場合、前面下部からスライドして付けるようになっている。しかしBMを取り付けた場合、このやり方はできない。このことは幌をつけるときに改めて。

さて残るは、本命のキハ55(26)だな。

第2編成

2018年05月02日 | カプラー
ナックルカプラーで統一化を図った第1編成(便宜的に付けた)に続き、第2編成の改造に着手。

キハ45+キハ30(M)+キハ35900+キハ28。キハ45だけTOMIX、あとはKATO。
この編成は、のちのちの発展性を考えナックルではなくボディマウントカプラー(面唐ネので以下「BM」と略します。)に統一することに。

BMにする時点で、キハ30・35は難なくクリア、キハ28は当然無改造。しかしこれはナックルにした場合でも、、、あ、キハ28ができなかった、、、。できないというより、カプラー長の問題で、そのままBM取付位置にャ唐キることができないだけなのだが。


非運転台側のカプラー取り付け位置は、28も35も同じ。こちら側はどちらに変えようと、問題ない。


しかし運転台側は、正面フラットな35系では反対側と同じく端部につけてあるのに対し、キハ28(一番上)では、少し下がった位置に。この取付位置の関係で、キハ58用BMカプラーは、カプラー長が長いというのが分かる。故にナックルをつける際は少しずらさなくてはならず、無加工では使えない。

発展性を考えるとBMカプラーに全車統一するのがいいのだろうが、Nカプラーとの相性の良さを考えると、ナックルも一定数は残しておきたい。

問題になるのは、キハ45。





新たな床面形状の出現に、頭を抱えている。
で、話題を変えて連結試験。

前回は直線状でのカプラー高さの確認だったが、第2編成の改造に取り鰍ゥる前に、試験レールをつないで、試験線を設置。カプラーの首振りの確認。
直線と曲線を組み合わせて

簡易S字カーブの試験線を組んでみた。

コントローラーはないから手押し試験なのだが、カプラー状態を確認するには、これで十分。

曲線部での連結状態は、

キハ16(ナックル)+キハ47(N)


キハ47(N)+キハユニ26(ナックル)

きわどいが、車体同士が接触することなく良好。

キハ16+キハユニ26は試していなかったが、便所のない2両編成を組むことはないので、まぁ、いけるだろう。

さてキハ45の時間。あの階段をどう克服すべきか、、、。