魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【自民党の憲法改正草案が其の儘成案した時の危険】其の①

2016-07-16 11:27:39 | 日本国のあり方

 先ず、国民が心得て置かなければ成ら無いのは、「国を犯す者は『国内外』に在る。」ということである。  一般的には、「国防」とは、外敵から国を守ることであるが、加えて、内敵からも国を守ることも「国防」なのである。  外敵は武力侵攻で、内敵は国民を洗脳して何時の間にか国を乗っ取る。

 尖閣諸島の領有権問題は、御存知の通り民主党政権時2010年9月7日午前に突然起きた。あの時点で尖閣諸島諸島の領有権に関わる問題は、国民は 寝耳に水であったが、実は日本の領海権に関わる問題は、長く政権に在った自民党の自民外交は屡国益を損する様な事勿れ体質が齎したものと言える。

 対Дの北方問題は一先ず置くとして、自民外交が如何に事勿れ主義で国益を害する形で行われて来たかは竹島の領有権に対する曖昧な態度を採り続けて来た事に象徴され、此れが中共の「日本侮り易し」の侮りを有無一因と成ったことは否め無い。敗戦によって、日本の外交が難しかったことを割り引いてもだ。

 他国の領土を軍事力で奪うことは、国力や軍事力に大差が在ったとしても、被侵害国が必死で守れば大きな犠牲を払う。国際的にも大きな非難も覚悟し、政権の 維持存続も危うく成り兼ね無い。国民に侵奪の正当性を洗脳し、遂には被害者面を工作して国民に信じ込ませ士気を上げる裏技を使うことに成る。

 同じ様に、譬え国防とは言え、軍事力を行使しての国防は国内に反対する者も多く存在させることに成る。其の上、実質日本の宗主国の様な米国は日本と対戦し たことで大きな犠牲を払ったことを忘れて無い。実は外交や戦争で勝つには、侵害国同様国民の士気を上げなければ成ら無い。 自民は如何だったか?

 自民の政治姿勢は何時も左右に眼を動かし、成るべくことが大きく成ら無い様に逃げを打って来たのが常道である。もし、竹島問題で自民が真面に向き合って国 民を喚起させていれば、米国も警戒感ばかりで対する訳には行か無かった。譬え、警戒しても国民の声が大きければ其の声を米国を損する火種と診る。

 

 韓国も本音は、日本民族が一旦荒振れば大変なことに成ることは官民供に十分承知である。じっと我慢して来た者が一旦爆発した時のエネルギーは半端で無いことを十分承知である筈である。正当性が日本に在ればこそなのだ。我は民族主義者である。国民の生命身体を大きく損する好戦的国家主義者では無い。

 外交には、背景に力が居る。此の力は国民の覚悟として相手国に明確に示さなければ成ら無い。旧日本軍が大陸や東南亜細亜への侵攻を決断出来たのは、「八紘 一宇」を掲げ、其の精神通り軍律を厳格に執行したからである。侵害国の政権は当然損得勘定を計算して侵害を決めたのであり、計算には侮りがある。

※ 実は、大東亜戦争時、日本軍の軍律によって、処罰された兵隊や軍属の数は計り知れ無い。軍律は世界史上稀に見る厳しさだったのだ。各自調べて頂きたい。

 侮りが間違いだったと気付けば、中韓ばかりで無く、日本の軍事行動を抑えて来た米国も火種が火の粉と成る前に、火消しに必死に回る。日本民族の真っ直ぐさ は十分体験しているからだ。以上は、決して瞞しでは無い。護国ばかりで無く、外国との付き合いは官民一体絶えず緊張感を忘れず覚悟が必要なのだ。

続 く

※ 誤字脱字等は各自訂正願いたい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿