堺屋太一も焼きが回った。TPP推進を橋下に吹き込むようじゃ全くの経済音痴も良い処である。グローバル経済の推進と関税撤廃は必然の結びつきがある。関税撤廃派の言う経済メリットとは決して一国の国民にとっては有利なものではない。何故ならば、之を吹き込む新自由主義の経済学者の経済の捉え方が、一国の国民にとってはメリットどころかトントンでもないことになってしまうからである。
そもそも、新自由主義者の経済のインチキは、ミクロ経済を恰も一国のマクロ経済政策に摩り替えていることにある。
経済の自由化は一口で言えば、無政府主義、詰り、地球市民的な考え方を基本とするものである。経済の効率化を地球規模で考えるものである。生産物や生産要素となる資源を地球規模的に効率的に配分すれば人類皆兄弟的に経済的配分が効率化し人類総体として幸せになれると言うものなのだ。
之では国家間の優劣は無くなり富める国の国民も貧しき国の国民もその経済的利益を平準化させられる。と言うことは、今まで経済的に優位だった国の国民の暮らしは、地球規模の平準化によってその生活程度を大きく下げられることになる。詰り、新自由主義を主張する政治屋を、国内での自分達の義務である経済政策に対する責務を放棄することに繋げるものであるのだ。
では何で、新自由主義の経済学者は国民を蔑ろにして誤魔化すような経済理論を奨めているのか?我が今述べて来たことなど経済学者なら充分承知の筈であるのに。
新自由主義は元々ミクロ経済をマクロ経済に摩り替える騙しのものである。
関税撤廃は国際的に比較的優位な立場の企業にとっては都合の良いものである。と言うことは、新自由主義学者は国民の暮らしを端から無視する企業の飼い犬なのであり、TPPを推進する野豚も企業の欲得だけに操られる国民にとっては全くの敵なのである。
橋下は、妖しくなった堺屋太一に操られる全くの経済音痴なのである。今我が述べてきたようなことは全く理解もせずにただただ「グローバル経済は必至である」との題目を訳も分からず唱えているだけなのだ。
政治屋は勉強しつくし、自分が良く理解していることを発言しない奴は全く信用出来るものでは無いのだ。無知の操り人形に熱狂していては、国民は後にとんでもなく臍を噛むことになってしまうのだ。インチキ政治屋に騙されてはいけない。
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