さくらやのまいにち

秦くんの声。

 
 
…なんて声だろうね
 
 
 
左右のヘッドホンから入ってくる声は、
 
空っぽに感じる頭の中に響きわたって、
 
たまらなくキモチイイし、
それを通り越して何だか泣きたくなる。
 
 
そんな私を見て、
 
聞こえない兄ちゃんはいいなと言う。
 
自分には聞き取れないと言いながら、
 
聞き惚れる私を眺めてる。
 
 
 
今まで、
 
ステキと感じるものはなんだって教えてきたけど、
 
聞き取れないと言われて初めてゴメンねと思った。
 
兄ちゃんの聞こえのコトではいつでも強気な母ちゃんでいたのに、
 
この声を聞かせたいと思うキモチとどうにもならない悔しさと切なさ。
 
 
 
 
秦くんの声は、
 
私には色んな意味で切なかった。
 
 
 
 
 
 
 
 

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