どこの先生に?っていうと・・・
息子かかりつけの耳鼻科の先生です。
入試の際、センター試験の前に、
補聴器を付けて試験を受ける事についての意見書を書いていただく必要がありました。
これがないと、
補聴器を付けて試験を受けることが出来ないそうです(ビックリ!)
診断書とか、紹介状をドクターに書いていただく事ってよくありますよね。
一言二言の簡潔なものがほとんどですね~(スミマセン)。
そんなものだろうと思っていたんですが(コレも失礼ですね~)
先生の文章は、読んでいると嬉しくて泣けてきました。
必要な配慮の説明ははもちろんなんですけど、
息子が聞こえないことで困った状況にならないようにという先生の気持ちが
とても伝わって来て、ホントに嬉しかった。
ココに文章を載せますね。
これから受験をむかえる聞こえにくいちびっ子達、
いつも診てもらってる先生に、こうやって書いてもらえますように。
さくらや君の聴覚に関する現症について
小児期から両耳感音性難聴があり、平成16年3月5日に、聴覚障害で身体障害者6級の認定交付を受けています。
この時の平均聴力は、右77.5dB、左88.75dBです。これは、補聴器無しでは日常生活ができない程度です。
今回、大学入試センター試験をうけるにあたり、いくつかの注意が必要です。
まず、補聴器無しでは、試験前の説明や注意事項は聞き取れませんので、補聴器は絶対必要です。
とくに、マイクを通した広い部屋での音声は、言葉がハッキリせず、聞き取りにくいと思われます。
リスニングは可能ですが、このときは補聴器をはずして、直接イヤホンを使用することになります。
これにおいても、難聴がある人は語音明瞭度が低下して、聞きそびれる可能性もあり、配慮が必要です。
補聴器を使用していても、正常聴力者と全く同じように扱うには無理があることをご理解いただきたいと思います。
試験の開始前、試験中、試験後、説明や通達事項をさくらや君が了解したかの確認をしていただくように、ご配慮よろしくお願いします。
・・・特に最後の2行は嬉しい言葉でした(涙)。
きっと息子も心強かったと思います。
合格したときもとても喜んでくださいました。
ありがとう、先生。