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戦後の民主主義は右翼を独善的ナショナリズムと称して徹底的に排除してきた。
私の垢はことごとくブロックされているが、芸人のホッシャンこと星田英利が次のようなツイートをした。
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何ゆえブロックされるのか、を考えている。
ツイートから察するに靖国神社を支持することが彼の思想に反しているのだろう。
このツイートに高須克弥氏が引用リツイートしている。
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『我が国の軍人は命を惜しまず民間人を守ったってことだよ。
英霊に感謝。 』
つまり、星田氏は日本の犠牲者と世界の犠牲者を軍人と民間人に分け、その総体が推定といういい加減さ、曖昧さに人権への軽視を指摘し、二度と起こさないとの不戦の誓いとともに慰霊する日が8月15日であるとツイートしている。
一方高須氏は軍人と民間人を分けてツイートした星田氏に対しその軍人の数が圧倒的に多かったことを取り上げ現在生きている日本人はこの軍人の犠牲者の上に築かれていることに靖国の英霊に感謝しようとリツイートしている。
日本に於ける問題は前者星田氏の犠牲のみを考えた反戦と後者先人、英霊が今の日本をその身の犠牲によって築いた事への感謝といった、別次元のテーマの対立構造、ようするにボタンの掛け違いをしているようである。
歴史観の違いから全く同じ事を思う日本人が対立し、かたや星田氏側は靖国、安倍政権に右翼思想をダブらせ戦争へ向かう恐怖心を煽る。
この政治と民意の乖離が5年連続玉串料のみの安倍首相を産み、安倍おろしを画策するマスメディアに加担し、取り込まれていくのだ。
逆説的に言えば、二度と戦争を起こしてはならないと考える日本人のうち、半数は日本軍人、戦争指導者だけに罪を着せ自分達は知らぬ存ぜぬで祈るだけとも言える。
この事に対して高須氏は感謝の気持を持ちなさいとリツイートしているのだ。
武道館の全国戦没者追悼式典と8月15日の靖国神社この一方だけに首相の参列と天皇陛下の臨席が許されている状態は政治と民意が乖離していると言わざるを得ない。