百田氏のツイートが物議を醸している。
地上波に出ないだけのベストセラー作家が金の話をするのがゲスいと思われるかたも多いのだろうが、貧困、貧困層、相対的貧困などと社会問題にしようとする動きが、前川元事務次官の風俗通い以来再燃している。
百田氏のツイート
『「俺たちはワーキングプアだ。貧困だ！」と、ネットカフェに寝泊まりしている若者が言う。
しかし、世界のどこに、スマホをいじりながら漫画を読み、ネットカフェに寝泊まりしている貧困層がいるのだ。』
『”相対的貧困”っておかしない？10億円持ってても10兆円持ってる人が居たら貧困なんか？』
『日本は格差社会だ」というバカがいるが、日本の歴史上、現代は最も格差のない時代だ！
それに、世界を見渡しても、日本ほど格差のない国なんてない！
格差社会だというバカは、いつの時代のどこの国と比べて言っているのだ！』
【和歌子メディアに惑わされず選挙にいこう】さん @anmitu_japan のツイートが格差社会に関して反対のリプライを送っている。
『いいえ。格差社会は存在しています。私はそういう家庭の子供達や親とたくさん接してきましたし、私自身もかつてそういうところで子供を育て上げました。昨日まで裸足で歩いていた国の貧困と比べてバカというのは乱暴です。「今の日本社会の中で生きていく秤」の貧困は存在するし餓死も存在します。』
『ただ、百田さんを非難しているわけではありません。そういう格差は、どんな時代もどんな国でも、必ず存在するということです。人が優劣をつけ金が社会の秤になっている以上。しかし日本に生まれたことは当たりくじです。』
『貧乏な中で足るを知り工夫してそこで生きるか金持ちの子の三倍努力して智慧をつかいのし上がるか。そのチャンスはありますね。そんなことより大事なのは国防です。日本に生まれたのはそれだけで感謝でしょう。貧富より大事なのは国です。国が亡くなれば、努力云々ではなくなります。命の問題になる』
和歌子さんの言うように、確かに格差社会は存在している。百田氏は歴史的観点から身分や地位などの格差は是正されたと言いたいのだろう。経済的な収入の格差は開く一方であろう。
『貧乏人は麦を食え』
これは1950年の今で言うフェイクニュースに近い
新聞の見出しである。
池田勇人「所得に応じて、所得の少ない人は麦を多く食う、所得の多い人は米を食うというような、経済の原則に副つたほうへ持って行きたいというのが、私の念願であります」と述べたのであって当時の高騰する生産者米価に対しての返答である。
池田の真意として麦は国際価格になっており、米を何としても値段を上げて、それが日本経済再建のマイナスにならないように、徐々に上げて行きたいということであった。
当時の国民は貧乏人の自覚があったのであろう。それだけに新聞に踊らされ反発する者も多く、大問題になった。
闇市を過ぎ三種の神器と呼ばれた白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫が売れ神武景気を迎える。
現在メディアが報道する貧困層と格差の問題で何故百田氏と和歌子さんのような食い違いが起きるのか？
つまりメディアが取り上げる格差は貧困層にスポット当てており決してNHKの社員が年収2000万に近い事には触れない。
生活保護を貰えず餓死する貧困もいる中で、若者のワーキングプアーや貧困層を同列に扱う事で政府の責任へと印象操作し誘導したいのだろう。
メディアが相対的貧困層なる造語で流行のように若年層を持ち上げているのは富裕層を目立たぬように隠蔽しているからである。
スマホなどは機種代だけでも今や10万円以上の高額品でどう考えても富裕層の所持品である。
これを分割購入で通信制限をかけられるような若者は分不相応なだけで貧困ではない。
要するに前川も左翼も若者の貧困がメディアの作りだした幻想であることを承知の上で自分達の法外な所得を隠すカモフラージュとして貧困層を調査し、探すふりをしているだけに過ぎない。
従って百田氏の言うように貧困層なる格差は幻想で和歌子さんの言うように国防から目を背けさせる改憲阻止と安倍おろしの為の造語であることが理解できる。
いわば共産党の全体主義的思想より派生するのだ。
『働かざる者食うべからず』聖書より
『襤褸を着てても心は錦』水前寺より
『貧困層と言えるうちが華』俺より