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女系天皇とは仮に愛子内親王殿下が皇位継承順位を無視して女性天皇に即位したとして万が一民間人男性と結婚しその第一子が天皇となると言うことだ。
ここには『仮に』と『万が一』という明確な憲法違反が障壁となり不可能な絵空事である。
時代は恐ろしいものである。皇統断絶の危機とのイメージは絵空事をもってしてでも乗り切ろうとする国民を意図的に量産させている。
日本人の「背に腹はかえられぬ」や「困ってる人を放って置けない」という国民性を利用して絵空事にバイアスを掛けて国民の総意を創り出そうと画策している訳だ。
これは明らかに皇室の伝統を他国の王朝や国家元首に無理矢理擬えさせる破壊行為に他ならないのである。
万が一、憲法や皇室典範を改正し愛子内親王殿下が女性天皇になったとして、中国や韓国から帰化した日本人と結婚、子宝に恵まれるころ国籍を戻せば皇室が他国に奪われるか日本が消滅してしまう可能性も起こり得ることとなる。
更に皇室の伝統の危機に差別の問題を持ち込む日弁連のような存在もあり、果は黒人の天皇を認めないのは明らかに人権無視の差別であると主張することは目に見えている。
しかしながらこれはこれで争いも国家も世界的になくなるのであれば八紘一宇の可能性を秘めているのかもしれないが、これこそ絵空事と言えよう。
つまり、伝統の無視、破壊、修正は国の存続すら左右させる極めてデリケートでセンシティブな問題であるので先ずは伝統に即して大きな変化を与えない事が必要なのだ。
戦後の天皇をタブー視してきた教育、メディアは
伝統に無知な国民を70年以上かけて熟成してきたのであり、憲法1条
『天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。』
の日本国民の総意とは神武天皇から今上陛下の時代に生きた日本国民の総意に他ならないのである。
従って女系天皇は今後も存在し得ないのだ。