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桜🌸さんの特攻に関するツイートに寄せられたクソリプを送る者達の靖国神社に対する認識はほぼ間違っていると言っていい。おそらくは参拝などしたことがない人が殆どであろう。人それぞれ考え方が異なるのは当然であるが、桜🌸さんのツイート或いは本人の考え方を否定、中傷する様なリプは読んでいて気持ちの良いものではないし、リプを送る時点で左翼思想を押し付けていると言えるのだ。そこで桜🌸さんに成り代わって"無断"で一つ一つにコメントを付け斬ってみることにした。万が一ご自分のリプライがクソリプとして取り上げられ、名誉を毀損されたとお感じになられたら訴訟ではなくコメントを寄せていただければそれなりに対応致します。
『違いますね。特攻隊は日本国民を護ることなど全くできませんでした。だって結果は日本の無条件降伏です。特攻隊は戦況に全く影響を与えなかったのです。』
戦況に影響を与えなかったとは言えない。しかも日本は無条件降伏していない、したのは日本軍。少なくとも現在ある日本は負けはしたものの日本人が日本人として戦ったからこそあるのであり、守る事が出来なかったと判断するのは甚だ拙速。
『将来ある隊員たちを無駄死にさせるべきではありませんでした。彼らは日本の復興に力になってくれるはずの若者たちでした。きわめて愚かな作戦でした。徒に美化するのは、この国に住む人たちのためにならないと思います。』
「高性能ミサイルを開発していれば隊員は死ななかったかも知れない」と同じ。歴史に"もし"は禁物。しかも勝っていたかもしれませんし、復興も必要なかったかもしれません。無駄な若者が一定数残っただけ。特攻を愚かな作戦と言えるのは戦勝国だけ。
『違います。特攻隊員は無責任で無能な人間達によって死に追い込まれたんです。特攻隊の生き残り大貫健一郎少尉はこう語っておられます。「喜び勇んで笑顔で出撃したなんて真っ赤な嘘、陸海軍合わせ約4000人の特攻パイロットが死んでいますが、私に言わせれば無駄死にです。特攻は外道の作戦なのです」』
特攻の生き残りがそう言うならそうでしょうし、そう言うしかないこともわかります。ただ其の方の言葉を利用して何かを断言してはいけませんね。
『神風(しんぷう)他の特別攻撃隊のほとんどは米艦船に突入する前に、し烈な対空砲火により、途中で海に墜落してます。戦争指導者の東條たちも眠るとされる、靖国神社には魂はいないと思ってます。魂は故郷の母上の元にいると思います。東條たちと合祀されて戦死、戦病死、餓死された方々は嫌に決まってる』
魂という実態のないものが合祀されることで故郷にいると思えるのなら、もうどうでもいいじゃないですか。英霊は靖国神社と故郷の護国神社両方に居られるのです。
『特攻に向かい「九死に一生」を得てしまった隊員達が、どれだけ酷い扱いを受けたかご存知なのでしょうか?あの作戦は、戦争に勝つ事はおろか敵戦艦を沈めるにも終戦条件を有利に進めるにも効果無く特攻隊員は無駄に上層部に殺された、と見なければ。志願だった、は生き延びた上層部の言い草ですよ。』
戦争ですからね〜、特攻は当初自然発生的に生まれたのであって作戦となるのは菊水作戦ぐらいから本土決戦の作戦。効果が皆無と仰いますが、特攻のあいだだけ砲撃が止み沖縄県民は自由に移動ができたという効果はご存知ないのでしょうか。
『特攻隊を賛美する人達は何を考えているのだろう?自分は国のために命を捨てる気でいるのだろうか?自衛隊員に戦地で散って欲しいのだろうか?徴兵復活して若い人が戦地で死ぬことをよしとするのだろうか?』
私は賛美しないし、徴兵も復活しないでしょうが、戦争となれば家族を守る為なら死ぬことを厭わないです。
『国民の精神をあなたのように改造することが特攻隊の真の目的です。自爆攻撃を立案する時点で既に敗戦は確定しています。即刻、降伏すべきであり、軍事的には完全に無意味です。さらに、米軍に恐怖心を与え、民間人を含む日本人皆殺し戦術(空襲・原爆)を合理化させる逆効果まであったと思います。』
後から何とでも言えますが、完全に無意味だとしても特攻してしまったのですから残るのは感謝することのみです。逆効果と苦し紛れに原爆と結び付けてますが、因果関係はゼロでしょう。
『海軍の戦闘機乗りだった祖父の飛行服です。この飛行服を昨年の暮れに眺めながら今の政府やその支持者に対する怒りに震えました。あの世からの無言の怒りが伝わって来るようでした。祖父はあなたのように特攻を美談にする連中を見ると物凄く怒っていたものです。』
完全なる反日左翼脳です。お爺様は生き残られたのですから怒るのは当然です。お孫さんが反政権に利用してはいけません。
『おじさんが二人南支那海と太平洋にて海のもずくになりました。二度めの赤紙でサイパン要因の父は8月15日の終戦に救われました。父は言っていました、皆犬死にだと。騙されて死んでいったおじさんたちを英霊呼ばわりしないで下さい。特攻隊だけが国を護ったように取り沙汰されるのは遺族としては悲しい』
ご遺族の感情としてはとても理解できますが、靖国神社は特攻隊員だけでなく246万余柱全て御英霊です。参拝は自由です。
『日本国民として特攻隊を美化するのは良くないですし、最悪の作戦だと言わないといけません人間爆弾なんて普通はあり得ませんからねただ特攻隊として出陣された方には敬意を表します』
特に桜🌸さんは特攻を美化しているとは思いませんが
『特攻隊は国を守ったのではなく、無能な国の指導者が、若い人達の命をゴミのように捨てたのだと考えています。』
特攻隊員はゴミですか?無能な指導者の責任にするのはかまいませんが、その指導者の被害者である特攻隊員達に感謝こそすれ国を守ってないなどとは口が裂けても言えません。
『「英霊に恥じない国」とは何でしょうか。「英霊」を旗印に、差別主義や排外主義を唱え戦争を賛美する人たちと、桜さんが同じ穴の狢でない事を祈ります。』
英霊に恥じない国の意味も分からない人はおそらく英霊の意味すら理解されていないと拝察致します。桜さんは狢ではありません差別しないで祈らないで下さい。
『特攻は犬死に。ただの無駄。あれがなければ終戦が早まり、助かる兵隊さんが増えただけ。』
あってもなくても終戦が早まることはありません。したがってなければ助かる兵隊さんが増えたでしょうが、犬死にの根拠にはなりません。他人の死を無駄という冷酷な人。
『他国から見て日本人が特別であると思ったり特攻隊を英霊という言葉でねじ曲げて捉えるのって、もうやめても誰も困らないし怒らないのでそろそろ今の世界に生きる意味に目を覚ましたらどうでしょうか?』
この方も英霊の意味を知らない「忘恩の徒」自国から見ても他国から見てもこれにだけはなっちゃダメ🙅♂️
『「十死零生」とわかって突撃を命じる無能な政府や上司の為に犠牲になったのか。本当に神風特攻隊の方々は気の毒だ。』
気の毒に思うならもうひと転がりして感謝しなさいな。
『で、桜氏はいざ戦争が起きたら国のために散る覚悟あるんですか?どうせ怖気づいて不可能でしょう?僕は怖くて無理です』
質問?桜🌸氏は勿論覚悟はあります。
『この素晴らしい奴隷根性を、いつの時代も為政者は国民に求めます。そしてそれを強いる為政者は、遥か後方の安全圏から自己犠牲を賛美し、決して戦場で血を流す事はない。靖国神社はその卑劣な権力者を擁護するカルト宗教施設。英霊などと呼ばせず、戦争犯罪の犠牲者として弔う事がせめてもの償い。』
ここにもいた典型的反日左翼脳w日本の神道をカルト呼ばわりする奴は何処ぞのカルト宗教信者の可能性大。
『最終的に原爆でよる圧倒的武力の差を見せつけて終了したわけで、特攻作戦など行わなければ広島や長崎の悲劇はなかったかもしれません。ですから特攻隊の方々には感謝というより可哀想だとしか思えませんし、そんな決定を下した軍部が徹底的に糾弾されるべきです。』
普通可哀想→感謝となるのであり、この方の場合感謝したくないから単に可哀想と言ってるだけで、可哀想すら思っていないと伝わってきますね。
『"私達が生きているのは大東亜戦争で戦ってくれた神風特攻隊が「九死に一生」ではなく「十死零生」とわかって護ってくれたから"全く関係ないと思うなぁ。むしろ悪影響すら与えたとももしくは、特攻せず戦争にも加担せずに生き残って居たら後世の日本の発展にもっと貢献できていたかも知れない。』
全く関係ないと思っているのに悪影響を与える訳がない。特攻隊員が戦争に加担しないなんて仮定は有り得ないし、そもそも戦争にすらなっていないだろうし、そんなこと仮定するのは共産党員だけ。
『彼らを生かせなかった政府、軍部の愚行の犠牲者だ。志しに敬意し悼む。しかし、英霊だのと言って美化するのは愚か者を擁護する事に他ならず彼らの志しを踏みにじるものだ。彼らを尊いと思うのであれば死なせてはならなかった。』
単なる政府批判に利用してるだけ。何度も言うが、美化、美談という共産党のレトリックを駆使し過ぎ。
この場を借りて一言、靖国神社は戦争を美化、美談とはしていないし、戦争を正当化もしていない。ただ先の大戦は自存自衛の戦いで侵略戦争などではなかったと、ありのままの日本を祀り、展示(遊就館)しているに過ぎないのです。日本を内側から破壊しようとする共産党が靖国神社を否定する為のプロパガンダが『特攻、戦争を美化正当化している』なのである。
『今 私達が生きているのは大東亜戦争で戦ってくれた神風特攻隊が「九死に一生」ではなく「十死零生」とわかって護ってくれたからです 日本人はずっと堪え忍んできました。 靖國神社に眠る英霊は日本の幸せを願っています。 日本は日本人の国です。英霊に恥じない国にする事が私達の勤めだと思います。』
『違いますね。
特攻隊は日本国民を護ることなど全くできませんでした。
だって結果は日本の無条件降伏です。
特攻隊は戦況に全く影響を与えなかったのです。
特攻隊が出動しなかったとしても、私たちは今、生きているように生きることができていたはずです。』
『将来ある隊員たちを無駄死にさせるべきではありませんでした。
彼らは日本の復興に力になってくれるはずの若者たちでした。
きわめて愚かな作戦でした。
徒に美化するのは、この国に住む人たちのためにならないと思います。
その日本も、少子高齢化、国際競争力の低下等で衰退の一途…残念です。』
『違います。特攻隊員は無責任で無能な人間達によって死に追い込まれたんです。
特攻隊の生き残り大貫健一郎少尉はこう語っておられます。
「喜び勇んで笑顔で出撃したなんて真っ赤な嘘、陸海軍合わせ約4000人の特攻パイロットが死んでいますが、私に言わせれば無駄死にです。特攻は外道の作戦なのです」』
『神風(しんぷう)他の特別攻撃隊のほとんどは米艦船に突入する前に、し烈な対空砲火により、途中で海に墜落してます。戦争指導者の東條たちも眠るとされる、靖国神社には魂はいないと思ってます。魂は故郷の母上の元にいると思います。東條たちと合祀されて戦死、戦病死、餓死された方々は嫌に決まってる』
『特攻に向かい「九死に一生」を得てしまった隊員達が、どれだけ酷い扱いを受けたかご存知なのでしょうか?
あの作戦は、戦争に勝つ事はおろか敵戦艦を沈めるにも終戦条件を有利に進めるにも効果無く特攻隊員は無駄に上層部に殺された、と見なければ。志願だった、は生き延びた上層部の言い草ですよ。』
『特攻隊を賛美する人達は何を考えているのだろう?
自分は国のために命を捨てる気でいるのだろうか?
自衛隊員に戦地で散って欲しいのだろうか?
徴兵復活して若い人が戦地で死ぬことをよしとするのだろうか?
米国と中東が緊迫している。
一般の兵士や戦闘地域の庶民にとっては美談ではすまない。』
『国民の精神をあなたのように改造することが特攻隊の真の目的です。自爆攻撃を立案する時点で既に敗戦は確定しています。即刻、降伏すべきであり、軍事的には完全に無意味です。
さらに、米軍に恐怖心を与え、民間人を含む日本人皆殺し戦術(空襲・原爆)を合理化させる逆効果まであったと思います。』
『海軍の戦闘機乗りだった祖父の飛行服です。この飛行服を昨年の暮れに眺めながら今の政府やその支持者に対する怒りに震えました。あの世からの無言の怒りが伝わって来るようでした。祖父はあなたのように特攻を美談にする連中を見ると物凄く怒っていたものです。』
『おじさんが二人南支那海と太平洋にて海のもずくになりました。二度めの赤紙でサイパン要因の父は8月15日の終戦に救われました。父は言っていました、皆犬死にだと。騙されて死んでいったおじさんたちを英霊呼ばわりしないで下さい。特攻隊だけが国を護ったように取り沙汰されるのは遺族としては悲しい』
『日本国民として特攻隊を美化するのは良くないですし、最悪の作戦だと言わないといけません
人間爆弾なんて普通はあり得ませんからね
ただ特攻隊として出陣された方には敬意を表します』
『特攻隊は国を守ったのではなく、無能な国の指導者が、若い人達の命をゴミのように捨てたのだと考えています。
日本をよい国にしなければならないことは同感ですが、無能な国の指導者を生み出さないように、私たちがしっかりと監視をしなければならないのだと思います。』
『その敵対した国に尻尾振って命乞いした当時の官僚がいましたね。出獄し総理大臣までなった。今やその孫がそう仕上げをしてすっかり米国に植民地支配されてる。当時の日本政府が戦争で自国民を殺したようなものです。。』
『特攻隊に参加させられ亡くなられた方々を想い、祈ることは大事です。
…でも、私たちがやっていいのは「そこまで」ではないでしょうか。
「英霊に恥じない国」とは何でしょうか。
「英霊」を旗印に、差別主義や排外主義を唱え戦争を賛美する人たちと、桜さんが同じ穴の狢でない事を祈ります。』
『まずこのような作戦を進め多くの若者を殺しながら何の責任も取らず生き残った軍の指導層・上層部は万死に値すると思います。しかし、「無私」に近い形で想いを残し死んでいった方々に敬意を払うのは人として当然で、彼らを貶めるような人は当時のその指導層と同じような人間だと私は思いますね。』
『特攻は犬死に。ただの無駄。あれがなければ終戦が早まり、助かる兵隊さんが増えただけ。』
『他国から見て日本人が特別であると思ったり特攻隊を英霊という言葉でねじ曲げて捉えるのって、もうやめても誰も困らないし怒らないのでそろそろ今の世界に生きる意味に目を覚ましたらどうでしょうか?
特攻隊を作ったことがそもそも人類史から見て間違いであり繰り返さないことが彼らへの最大の手向け』
『「十死零生」とわかって突撃を命じる無能な政府や上司の為に犠牲になったのか。
本当に神風特攻隊の方々は気の毒だ。
なんでその無能達が生き残って、その子孫が反省もなく日本国を操ろうとしているんだ?
支持するヤツがいるからだな。』
『で、桜氏はいざ戦争が起きたら国のために散る覚悟あるんですか?
どうせ怖気づいて不可能でしょう?
僕は怖くて無理です』
『この素晴らしい奴隷根性を、いつの時代も為政者は国民に求めます。
そしてそれを強いる為政者は、遥か後方の安全圏から自己犠牲を賛美し、決して戦場で血を流す事はない。
靖国神社はその卑劣な権力者を擁護するカルト宗教施設。
英霊などと呼ばせず、戦争犯罪の犠牲者として弔う事がせめてもの償い。』
『最終的に原爆でよる圧倒的武力の差を見せつけて終了したわけで、
特攻作戦など行わなければ広島や長崎の悲劇はなかったかもしれません。
ですから特攻隊の方々には感謝というより可哀想だとしか思えませんし、そんな決定を下した軍部が徹底的に糾弾されるべきです。』
『"私達が生きているのは大東亜戦争で戦ってくれた神風特攻隊が「九死に一生」ではなく「十死零生」とわかって護ってくれたから"
全く関係ないと思うなぁ。むしろ悪影響すら与えたとも
もしくは、特攻せず戦争にも加担せずに生き残って居たら後世の日本の発展にもっと貢献できていたかも知れない。』
『彼らを生かせなかった政府、軍部の愚行の犠牲者だ。
志しに敬意し悼む。
しかし、英霊だのと言って美化するのは愚か者を擁護する事に他ならず彼らの志しを踏みにじるものだ。
彼らを尊いと思うのであれば死なせてはならなかった。』
『悲劇ではありますが、この身を滅しても国を救く、滅私奉公の精神が特攻というものを生んだのだと思います。
ただ、その結果はどうであれ、父祖の犠牲を恥ずかしい行為だと蔑むような人間にはなりたくありません。
若い人が国のために殉じた尊い魂に感謝の念を忘れないでいることに安心しました。』
相手側の主張も知った上で、ぜひ議論して頂きたいと思います。
もともと靖国神社に日本の総理大臣が参拝することに対して、中国政府から抗議や反発はありませんでした。三木武夫首相は在任中に靖国神社に参拝していますし、昭和天皇も靖国神社に参拝されていました。
1972年9月に、当時の田中角栄首相と大平正芳外相、二階堂進官房長官が中国を訪れ、毛沢東主席や周恩来総理と会談し、日中共同声明に署名して、日中国交正常化への第一歩を記しました。
その日中共同声明のなかで、日本は「過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する」との立場を明確に文書にしました。
当時の中国国内には、日本に戦時賠償を求めよとの世論もありましたが、毛沢東主席、周恩来総理をはじめとする中国の指導者は、戦争は日本国内の一部の軍国主義者によって発動されたものであり、大多数の日本国民も戦争の犠牲者であるとの認識を示して、戦争の被害者が同じ戦争の被害者に賠償を求めることはできないとの立場を取りました。
日本側が戦争の責任をきちんと受け止めて反省していることを前提に、共同声明では中国側が賠償を放棄することを明確にしました。
ここでいう一部の軍国主義者の象徴が、極東軍事裁判で戦争の指導的責任を問われたA級戦犯です。
そのA級戦犯が、1978年に、靖国神社に他の戦没者と一緒に合祀されてしまったことが、この靖国神社問題の発端です。
戦後、憲法上の政教分離の原則の下、靖国神社も一つの宗教法人になりました。そして、宗教法人に対して政府が介入することもできなくなったため、靖国神社の運営は全く政府とは別個のものとなったのです。そして、靖国神社は宗教法人としての独自の判断で、A級戦犯の合祀を行ったのです。
この合祀の後、昭和天皇は靖国神社への参拝を行われなくなりました。
そして、1985年8月15日に中曽根首相が靖国神社に「公式参拝」を行ったのをきっかけに、中国政府も日本政府に対し、首相、外相、官房長官が靖国神社への参拝をしないよう求めるようになりました。
つまり、日中共同声明の中で確認した、戦争と中国国民に対する重大な損害に責任のある「一部の軍国主義者」が神として祀られている場所に、その日中共同声明に責任のある首相、外相、官房長官という役職にあるものが参拝することは、共同声明の合意に反することになるという主張です。
1972年に日中共同声明に署名をしたのは田中角栄であり、大平正芳でしたが、この二人は個人として署名したわけではなく、首相、外相という日本を代表する役職として署名したわけですから、この役職にある人物は、共同声明における合意事項を誠心誠意守るよう努力するべきだというのが中国側の主張です。
つまり、首相を辞めた田中さんが靖国神社に参拝するのは良いが、現に首相の役職にある小泉さんが靖国神社に参拝するのは、中国側から見れば、日中の合意に反するということになります。
中国国民から見れば、本来多額の賠償を取るべきだったにもかかわらず、同じ戦争の被害者だからという中国指導部の主張に沿って賠償を放棄したら、その責任を取るべき「一部の軍国主義者」が神として祀られてしまった。
まあ、そのことは日本政府とは関係のない一宗教法人の行為ですが、その宗教法人に首相が参拝すれば、共同声明に合意した日本政府の代表が宗教法人の行為を追認したことになってしまいます。
日本側が共同声明の合意をほごにするのならば、こちら側も賠償放棄を取り消して、賠償を求めようではないか、ということになってしまいます。
だから、中国政府は、日本政府に対し、A級戦犯が合祀されている靖国神社に、首相が参拝することは、日中間の合意を踏みにじる行為だから、やめてほしいと言ってくるのです。』
会長解説
あまりにも理路整然と中国側の視点に偏った一般論を口にすることが河野太郎議員の実直な人柄と頭の良さが伝わってくる。2004年の時点ではこの様な靖国論が自民党議員としては寧ろ当たり前であったかもしれない。
しかし、2008年から領海内に侵入し始め、2010年で尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生するのであるが、それでもまだこの様な認識であれば、残念だが媚中派の仲間入りである。
認識を改めていることを願う。