すべてのひとにある自我とは、本当に罪深く、根深いものだと日々思う。果たして、中国政府は、インターネットの情報を管理していないのだろうか? 多数意見は一般に、中国政府はネットでの批判を恐れると、いうものだ。これには、疑問がある。
中国共産党は、インターネットの情報を規制している。そもそも、中国にあるすべての報道機関は中国共産党の許可範囲でしか、報道していない。デモの自由はまったくない。また、ネットの書き込みを検閲している。規制している。日本支持の書き込みは検索で自動で削除されている。ネットの意見を宣伝工作に利用している。
そもそも、中国共産党は人民への思想宣伝工作を重要視している。党の方針にも書いていることだ。彼らの目的は世界人民解放戦に勝利することである。このための作戦がある。新聞、テレビ、そしてインターネットは、この目的にしか、許可していない。さらに書けば、この達成が中国共産党の最終目的である。このために、すべての組織が作られている。だから、一党独裁体制を維持するのである。
ところが、インターネットは、自由な活動を希求する自己本能の表出である。この、本能を中国共産党が規制し続けられるのか。グーグル社は、インターネットの歴史的解釈を間違わずに、中国から撤退した。目先の商売に目が眩む企業は、歴史の審判を、早晩受けることにもなる。国であれ、企業であれ、否、ひとすべての生きる目的が問われている。