正確にいうと、「またまたフランス人をポンボキに成功した」か?
火曜日は、スカイツリーに来ている3人のフランス人に英語で話かけ
「近くのへんな蕎麦屋でこれから蕎麦喰いがてら、英語の勉強するんやけど、いっしょしない?」
と誘い、うまくいった。9勝2敗くらいで、国際的なポンビキに成功している。しかも9勝のうちの3割くらいが
フランス人。母国語ではない英語を使うので、米(あめ)ちゃんや、英ちゃんよりもわかりやすい。
若い男女のカップルと、その女性のにいちゃん。にいちゃんは、マダカスカル島の東のモーリシャスの小さな島
(フランス領)からきた。総勢10人の「国際的な蕎麦会」ができた。なんかうまく表現できないけど、「どこにも類のない英語で蕎麦会」
が進行中みたいな感じだ。
学生時代にフランス人で猫をかっていて、いつも冬はちゃんちゃんこを着ていた不思議な青年が、仁和寺のアパート
にいた。ぼくは近くの鳴滝本町に住んでいたので、仁和寺のアパートに住む熊本人ふたりが住むそのアパートによく
遊びにいった。界隈は「京都魔界地図」には必ず登場する場所(ならびがおか、とかいう)で、そのアパートの
一室(ボロだから4部屋借りて普通の家賃だった)もよく泊りにくる人がかなしばりにあった。酒好きの熊本人が
大いに酒を飲む場所なので、「みんな借金で首がまわらなくなったんでは」と冗談をいっていたんだが、在る日、
みなで酒を飲み、タオルをまいてボクシングになった夜がある。みんなかなり飲んでいたので、そのようになった
んだが、下戸でふだんはまじめな松村くんというのが、しらふで途中参加したもんだから、みんなサンドバッグになって
彼にいいように殴られた。ぼくもふだんなら左のジャブだけで、大丈夫だろう相手に不覚をとって、そのいっては
いけない部屋でダウンしていたら、かなしばりにあった。普段の恨みをはらしに松村くんが上にのったと思っていた
ら、老婆のような顔がそこにあった。その不思議な古色蒼然たるアパートも今は取り壊され、マンションになったらしい。
あの老婆は、どこにいったのだろうか?などと時々思う。京都市バス59番「宇多野・山越」行きにには、
京都の青春時代の物語がいっぱいあって、将来何か書きたいと思っている。
今日は「おとこ かっぽれ」
明日は「ねんどの会」だ。一年の計は元旦にあり、なんていわれる。今年は
いろいろな物語が生まれそうな予感があり、ワクワクしている。
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